フジワライブキ先生に施術してもらいながらインタビュー
その108
思い立ったが自己投資
藤原 それでは、逆向きでお願いします。左肩を上にして横向きで・・・。
綿谷 はいはい・・・。
藤原 あのー・・・最近、自己投資というものに気がついたというか・・・。
綿谷 はぁ・・・。
藤原 今の僕には、お金はないですけど、そこそこの暇があるので・・・そんな今だからこそ、どこかに出向いていって、自分の経験に投資しないといけないんだなと思いまして・・・。勉強会に行くとか、施術が上手な先生に教わりに行くとか・・・。
綿谷 はいはい。いい心がけですねー・・・。僕も藤原先生ぐらいの若い時に、そのことに気がつければ良かったなぁ・・・あのー、僕はフリーランスになってから「このままじゃダメだな。実力不足だ。何か技術を手に入れなきゃ」と気がつきまして・・・で、フェイスブックに毎日、絵をアップしはじめたんですよ。
藤原 へー・・・。
綿谷 クレヨンとかで絵を描いて、1日1カットアップして・・・。
藤原 綿谷さんて絵を描けるんですか?
綿谷 ・・・描けなかったんですけど、絵ぐらい描けるようになりたいなぁと思って始めました。
藤原 ふーん・・・。
綿谷 で、もう、かれこれ5年ぐらい描いているんですけど・・・さすがに、それだけ描くと、商品になりそうです。
藤原 ・・・というとイラストレーターになれそうなんですか?
綿谷 そこまでは、まだ無理そうですが・・・今まで僕はデザインだけをしていて、イラストはイラストレーターの方に頼んでいたのですけど、最近では自分で描いた絵を紙面に入れちゃったっりして・・・5年前の絵はちょっと入れられないような低レベルの絵だったんですけど・・・。
たしか5年前ぐらいに描いた絵
綿谷 さすがに5年も描くとシロウトさんにはちょっと気がつかれないぐらいの絵にはなりました。
これぐらいは描けるようになりました・・・
藤原 お上手になったんですねー!
綿谷 お仕事にもなりました・・・。
東京は大田区の下丸子にあります
鳥八さんのチラシに
イラストを描かせていただきました。
綿谷 なので、藤原先生も地味ですけど5年間ぐらい続ければ・・・まだお若いですし・・・だって、まだ20代じゃないですか・・・。
藤原 もう30歳になっちゃいます・・・。
綿谷 あ、そうか・・・けど、僕から見れば、まだ30歳なので、大丈夫です。だって、僕、絵を描き始めたの・・・えーと、43歳の時ですから。
藤原 へー・・・。技術ってやった分だけ、うまくなりますもんね。
綿谷 なりますね。アーティストとかになるのは無理かもしれませんが、凡人は凡人なりにうまくなります。
藤原 そうですよね・・・。
綿谷 ですので、マッサージも練習した分だけ今より必ずうまくなりますよ。だから今日からはじめても・・・5年後でもまだ34歳じゃないですか! いいなぁ、若いって・・・前向きで行きましょう!
藤原 そうすね。最近、前向きじゃないとダメなんだなぁと思います・・・。
綿谷 ・・・なんか先週ぐらいから落ちこんでますよね。藤原先生の気分が・・・。
藤原 ・・・そうですね。けど、僕はこれぐらいの気分の方がバランスとして、いいんだろうなぁと思います・・・。
綿谷 ほぅ・・・それは・・・今までちょっと浮かれてたんですか?
藤原 そうですねー・・・「余裕だな! このままいけば順調だな!」って、思ってたんですけど、それが患者さんからの予約が、ガクッと減ったら・・・。
綿谷 「もうダメだー」みたいな・・・わかります。僕もいまだにそうです。・・・僕、さっき、「絵が描けるようになって商売になりそう」とかって偉そうに言いましたけど・・・。
藤原 はいはい。
綿谷 最近、すっかりお仕事でお暇をしております・・・。
藤原 ははは。
綿谷 ・・・なんか仕事ないですかね?
藤原 ははははは。
綿谷 けどね、なんとかなるですよ・・・あのー、お坊さんの、一休さんが亡くなる時に・・・。
藤原 はあ・・・。
綿谷 「私の死後、本当に困ったことがあったら、この手紙を開けて読みなさい」と弟子たちに手紙を残して亡くなったらしいんです・・・。
藤原 へー・・・。
綿谷 で、何年か経って、弟子たちが本当に困った時にその手紙を開けてみたら・・・。
藤原 なんて書いてあったんですか?
綿谷 「なんとかなる」って書いてあったのだそうです。
藤原 ははははは。
綿谷 なので、大丈夫です。なんとかなります・・・。
つづく・・・