ハリネズミちゃんの体調が悪くなったらどうしますか?
大抵の場合、動物病院に行かれる方が多いかと思います。
そこで色々と診察や検査を受け、お薬を処方されることが多いのではないでしょうか?
今回は、このお薬について当店の経験やアフターケアからわかったことについての私見を書いていきたいと思います。
ハリネズミちゃんの体調が悪いと飼い主さまがご判断される場合は、
①下痢(軟便や緑便など)や嘔吐をしている
②ごはんを食べなくなった
③ぐったりしている
④鼻水やくしゃみをしている
⑤しこりや腫瘍が見られる
など、目に見えてわかる症状が見られることで、ご判断されているかと思います。
そして、このような症状が見られたときにどのようにすれば良いかと考えて起こす次の行動が動物病院に連れていくということかと思います。
動物病院では、その子の症状を見て判断して適切な処置をしていくため、血液検査、レントゲン、エコーなどあらゆる検査をされていくかと思います。
そして、その検査結果からその症状を抑えるためのお薬が処方されるかと思います。
今までにも何度も申してきましたが、お薬はあくまで症状を抑えるだけであり、根本治療とはなりません。
患部を治すのはあくまで自分が持つ免疫力で修復するのであって、お薬で治すということはできません。
お薬を使わなければならない状況というのもあります。
それは、症状がひどくすぐにでも対処しなければ命に関わるときです。
それ以外にもお薬を使う場合もあるかと思いますが、原則緊急事態以外にお薬を使う必要はないと考えています。
では、どのように対処すれば良いのか?
それは、日々の栄養管理、そしてケアが重要であると考えています。
栄養管理に関しては、総合栄養食と言われるフードであれば基本的な栄養は摂れるかと思います。それだけで、不十分と考える場合はサプリメントなどで補給してあげると良いです。
年齢によっても必要な栄養素が異なるため注意が必要になります。
ケアに関しては
①温度湿度管理
②病気の症状ならびにどのような症状が見られると病気なのかを知っておく
の2点が重要だと考えています。
①温度湿度管理に関しては、以前のブログをご覧いただけたらと思います。
②病気の症状ならびにどのような症状が見られると病気なのかを知っておくというのは、予防にもつながるからになります。
こちらも以前の投稿に記載しておりますので一度ご覧いただけたらと思います。
簡単にご紹介しますと
①鼻水、鼻詰まり、目やに→風邪、鼻炎、肺炎
②多尿多飲、腰部の痩せ→腎臓病
③緑便、嘔吐→肝臓、腎臓
④足を引き摺る、足の甲がひっくり返る→ふらつき症候群
⑤口が臭い→歯周病
など、視診や触診などで早期に気づくこともできます。
何も知らずに飼育するのではなく、ある程度知識や情報があるだけで、救える命もあるかと思います。
ただ、『病気は1日にしてならず』ですので、病気になるまでには何らかのSOSのサインや症状が見られます。
いかに気づくのか?というのが長生きの秘訣だと考えています。
当店のブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
すべての生き物たちが健やかに過ごせますように🍀