冬場の湿度が低いことで呼吸器疾患などが現れることがあります。


今回は加湿についての私見を書いていきたいと思います。




湿度が20%を切るなど、冬場の湿度対策は本当に難しいかと思います。


ブリーダーの経験から、ハリネズミちゃんの地肌にとって良い湿度は40〜60%ぐらいなのですが、60%以上の湿度になりますとダニの繁殖が増える湿度になるため、ダニ対策が必要となります。


当店では、ハリセレブスプレーでハリネズミちゃんの皮膚を洗浄することで、ダニの餌となるフケなどを抑え、ダニ対策を取っています。



しかし、40〜60%の湿度を保とうと思えば、加湿器を使用しなければならないことが多いです。


加湿器には色々なタイプが存在し

①振動で水をミストに変える超音波式

②沸騰した水の湯気で加湿するスチーム式(加熱式)

③温風を当てて気化した水分を放出するハイブリッド式

④風を当てて気化した水分を放出する気化式

など、それぞれ異なる加湿タイプがあります。


それらのメリット、デメリットは当店のInstagramやアメブロの投稿などで記載しておりますので、そちらをご参考にしていただけたらと思います。


当店では超音波式の加湿器を使用しておりますが、それだけでも湿度を上げるのは非常に難しいのが現状です。


そこで、当店ではケージの近くで洗濯物を乾燥させるようにしています。これは湿度を保つためだけの洗濯であるため、普段使わないタオルなどを洗ってケージの近くに干すようにしています。


さらに、水槽などをケージの近くに置くことも良いです。水槽に張られた水は自然に空気中に蒸発していきます。このことで湿度が多少上がります。もし、水中生物を飼育するのが難しい場合は、バケツなどに水を入れて置くだけでも良いかと思います。


ただ、水槽が良いというのは水を循環させることで水が腐りにくくなるといった利点があります。バケツに水を入れていく方法の場合、数日で水を交換する方が良いかと思います。


湿度を40〜60%に保つメリットは

①地肌の乾燥を防ぐことでフケを出にくくする

②フケを出さないことでダニの餌を断ち切る

③乾燥による呼吸器疾患の予防

になります。


しかし、地域によってはどうしても湿度が上がらない場所もあります。


その時は、与えるフードに水分を混ぜるという方法も使います。


当店のフードやサプリメントは粉末のため、水や40℃までのお湯で溶くとスープ状になります。水分を摂取することで喉を潤わせ乾燥を防ぐことが出来ます。


水分を含んだフードを与えるメリットは

①乾燥した喉を潤わせる

②唾液の分泌量を上げる

③ケージ内に置いておくと湿度が上がる

などがあります。


乾燥は免疫力の低下にもつながるため、当店ではこの時期、特にハリセレブプラス元気サポートをお湯で溶いて与えるようにしております。


もちろん、当店のワンちゃんたちもハリセレブプラス元気サポートのスープを飲んでいます。


水分補給により喉を潤わせるためには、常に飲む必要があるため、給水器の水を絶やさないようにしてあげることが大切です。


濡れタオルをケージの上に置くという情報もありましたが、これをした場合、真菌になる可能性がグッと上がりますので、当店ではおすすめしておりません。過去に行ったアフターケアでもこれで真菌になったハリネズミちゃんが居てた経験があります。


冬場の加湿は難しいですが、

①飲み水の常設

②お部屋の加湿(加湿器や水槽などの設置)

③地肌へのスプレーケア

が良いかと思います。


冬場の乾燥は呼吸器疾患を引き起こすことが多く、またアレルギー性鼻炎を発症することがあります。アレルギー性鼻炎になった場合、温度が暖かくなった春でもその症状が続き慢性化しやすいです。


アレルギーに関しては以前の投稿でも記載しておりますが、免疫力に大きく関係しています。当店では日頃からハリセレブプラス元気サポートを与えることをおすすめしております。



すべての生き物たちが健やかに過ごせますように🍀