ハリネズミ専門店ハリネズミの隠れ家では、トイプードルちゃんも多頭飼いをしています。


もともとはハリネズミちゃんの健康のために考えたごはんやサプリメントでしたが、うちの子たちはどの子もハリセレブシリーズが大好きです。


以前、僧帽弁閉鎖不全症になって虹の橋に渡ったプードルちゃんがいてました。当時、僧帽弁閉鎖不全症に対する認識は、名前と症状を知っているぐらいで、どのようなメカニズムで発症するのかということは全く知りませんでした。


また、ハリネズミちゃんのアフターケアをしている中で、心臓病と診断された子がおりました。肺にも水が溜まっていることから肺水腫の疑いもありました。これらの症状から見てハリネズミちゃんも少ないながらも僧帽弁閉鎖不全症があるのではないかと考えるようになりました。


今回は、この僧帽弁閉鎖不全症についての私見を書いていきたいと思います。


僧帽弁閉鎖不全症は特に小型犬から中型犬に見られる病気ですが、心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁と呼ばれる弁がうまく機能しなくなることにより、血液の逆流が生じ、様々な症状が現れる病気です。


そして、心臓が血液をスムーズに送り出せなくなると血液中の液体成分が血管の外に染み出し、肺に液体が溜まってしまいます。これが肺水腫になります。このように肺に液体が溜まってしまうと酸素を取り込むことができなくなり呼吸困難を起こしてしまいます。


当店でも実際の治療のため酸素濃縮器を購入して、酸素室を自宅に設置しました。ただ、これも病気の改善というのではなく、酸素を取り込むことが難しくなった状態では、高濃度の酸素を摂取することで少量でも身体に酸素を取り込む事が出来るといった対症療法に過ぎません。


呼吸が楽になるというよりは酸素吸収率が上がると考えるのが良いかと思います。


数年前に経験したことを忘れないために色々と研究を続けていきました。


僧帽弁閉鎖不全症の原因は加齢や遺伝と言われています。僧帽弁が加齢により変性し、本来閉じるはずの弁が閉じられなくなるといった状態になります。


通常の血液の流れは左心房→左心室→大動脈→全身と一方通行に流れるのですが、僧帽弁の閉鎖不全が起こると血液が左心室から左心房へ逆流し全身に血液を十分に送り出せなくなってしまいます。


血液が逆流する量が増えると心臓を押し広げ心拡大が進行していき、心肥大へとなっていきます。


一度、変性した弁が元に戻ることはないため、多くの場合、病状は徐々に進行していくようになります。


ここで考えるべきことは、

①なぜ僧帽弁が変性するのか?

②僧帽弁が不全になることで肺水腫になることがあるが、その液体を体外に排出することはできないのか?

③加齢が原因であれば、老化を防ぐ手立てはないのか?

といったことでした。


①僧帽弁の変性については、まだまだその原因はわからないことが多いのですが、人間の身体(臓器)などはタンパク質から作られています。すなわち良質なタンパク質を摂取することで変性を防げるのではないかと推測しました。


また、一般的にタンパク質の摂取は高カロリーになる事が多いため、低カロリーである大豆などのタンパク質で補うのも良いかと考えたのですが、植物性タンパク質では作り出せない身体の組織もあることから、動物性タンパク質で低カロリーのものを摂取するのが良いのではないかと考えました。


②肺に溜まった液体を尿として排出するために、動物病院などでは利尿剤が処方されます。一般的に利尿作用がある物質はカリウムですので、カリウムを摂取することで、自然と利尿効果をもたらせてくれます。


③加齢によりどういった事が起こるかというと、動脈硬化や筋肉の衰えといった事が見られるようになります。すなわち、抗酸化作用のある物質良質なタンパク質の摂取が大切であると考えました。


以上のことにより

○良質な動物性タンパク質かつ低カロリーのものの摂取、および大豆などによる植物性タンパク質の摂取が必要である。

◯カリウムを多く含む食材の摂取が大切である。

◯抗酸化物質を含む食材の摂取が大切である。

と考えました。


すると、当店の商品をうまく組み合わせることで補うことが出来るという事がわかりました。


まず、良質な動物性タンパク質かつ低カロリーの食材、そして多くのカリウムを含む食材として、福鹿寿が最も適しているということがわかりました。



そして、抗酸化物質を多く含むサプリメントとしてハリセレブプラスさらばストレスがまさに適したものであるということがわかりました。




鹿肉のデメリットであるリンを骨に含まれるカルシウムで配合比を整えた福禄寿、そして万が一、過剰にリンを摂取した場合にそれらをうまく体外に排出してくれるハリセレブプラス肝腎かなめ、抗酸化物質を多く含むハリセレブプラスさらばストレスの3つを1:1:1で混ぜて与えることで、臓器を作る栄養素の摂取、若々しい毎日、体内の老廃物の排出をすることができると考えています。




僧帽弁閉鎖不全症になってしまうと、外科手術や投薬治療、入院などで高額な治療費がかかってしまいます。当店の僧帽弁閉鎖不全症の子もトータル数十万の治療費がかかりました。


病気になって一番苦しいのは動物です。病気になってから何か出来ないのかと慌てるのではなく、病気にならないために何をすれば良いのかを考えることが大切であると当店では考えています。


当店のワンちゃんが命をかけて教えてくれたことを、今生きている動物たちのために活かせるようにすること、それがハリネズミの隠れ家の使命だと考えています。


お薬はあくまで対症療法であり、根本治療ではありません。また、お薬で病気が治るということでもありません。


僧帽弁閉鎖不全症においては、病気になってから対処するのでは遅い病気の一つです。


大切なことは、健やかな身体を作るために何をするかということだと思います。


すべての生き物たちが健やかに過ごせますように🍀