今までにも腎臓病に関する投稿を何度もアップしておりますが、動物たちの体調が悪くなってから動物病院に駆け込み、腎臓が悪くなっている診断されようやくどうしたら良いのかと悩むようになります。
ハリネズミちゃんに関しては、腎臓病の症状が見られた時、ほとんどの場合が手遅れになるというのが当店のアフターケアなどからわかっております。
まずは、腎臓病のステージから早期に腎臓病を疑う必要があることを覚えておくと良いかと思います。
ステージ1
身体的な症状は見られない。
血液検査でも異常が見られない。
尿検査で尿比重の低下や蛋白尿、腎臓の形状の異常が認められることがある。
すなわち、この段階で発見するのは尿検査をしておかなければ気づかないという状態になります。
ステージ2
尿濃縮能が低下するため、多飲多尿が見られる。
この時にはまだ元気で普通にごはんを食べることが多いです。
しかし、この時点では腎機能は正常の1/4まで低下しています。(これ重要ポイントです)
ステージ3
この段階まで行くと、老廃物などの有害物質を尿中に十分排泄することが出来なくなり、尿毒症の発症が見られるようになります。
血液中で高濃度になった有害物質によって、口腔粘膜や胃粘膜が荒れて、口内炎や胃炎を起こしやすくなります。
また、食欲低下や嘔吐などの症状が表れ始めます。
さらに血液検査で腎機能を表す数値であるCRE(クレアチニン)やBUN(尿素窒素)の上昇がみられるようになります。
CREやBUNは、元々腎臓から排泄される老廃物なのですが、腎機能の低下により尿中にこれらを排泄することが出来なくなるため、数値が上昇します。
また、腎臓は赤血球を作るために必要なホルモンを分泌しますが、慢性腎臓病になるとホルモンを正常に分泌することが出来なくなり貧血が起きることもあります。
この段階では、まだ生命を維持するのに必要な腎機能が残っていますが、家庭で出来ることは、生活の質(QOL)の維持や改善をすることになります。
ステージ4
重篤な症状が見られます。
尿毒症の進行の酷く、家庭で出来ることはありません。
動物病院での治療をしなければ生命の維持が困難になってしまいます。
ハリネズミちゃんの場合、ステージ4になると身体の大きさから積極的な治療をすることが非常に難しいのが現実です。
また、ステージ3の状態でも積極的な治療を行わなければ、命の危険性があります。
体内にできた老廃物を適切に排出するためには、腎臓の機能が充実している必要があります。
しかし、腎臓が弱っているかどうかの判断を、元気に動き回っていたり、ごはんを食べていたりする時に視診だけで出来ることはありません。
大体の場合において、処置や対処が必要と感じるのはステージ2の多飲多尿が見られるようになってからが多いです。
若いうちから身体に気を配るということは非常に大切だと考えています。
当店では、ハリセレブプラス肝腎かなめを与えることで、体内にできた老廃物を排出するようにしております。
タンパク質と腎臓の関係について、以前の投稿でも記載しておりますが、鹿肉などをワンちゃんや猫ちゃんやそれ以外の哺乳小動物などに与えられている場合は、ハリセレブプラス肝腎かなめを与えるのが非常に良いと考えています。
すべての生き物たちが健やかに過ごせますように🍀