先日、40℃以上の気温を観測した地域もありますが、30℃を超える日が続く地域もたくさんあります。



高温で過ごすハリネズミちゃんにとっても、実は高すぎる温度により熱中症になることがあります。

ハリネズミちゃんが熱中症になった時は以下のような症状が見られます。

*ぐったりしている
*呼吸が荒くなっている
*口から泡を出している
*丸まったままの状態になっている
*針を立てる、もしくは針に力がない
*体が赤くなっている
*歩く姿にふらつきが見られる
*歯肉や舌や結膜などの粘膜の充血や鬱血が見られる

などがあります。

また、症状がひどい場合には、
*身体が熱くなっている
*震えや痙攣を起こしている
*動かず目が一点を見つめている(意識消失)
*嘔吐や下痢をしている

などがあります。

抱っこすれば身体が熱くなっているかどうかは容易にわかるかと思います。

慌ててハリネズミちゃんの体温を下げようとエアコンで急激に温度を下げるのは避けて下さい。また、冷水や氷、アイスパックなどで急激に冷却すると、末梢血管が収縮し、温度の高い血液が各臓器に循環することで熱が発散しにくくなり、深部体温が下がらず、高体温による各臓器への障害が促進されてしまい命の危険性があります。

熱中症の予防
*エアコンでいつもよりも温度を低く設定しつつ、冷えすぎないように暖房器具を併用する
*湿度を下げるため除湿機を使用する
*ひんやりマットなどを使用する。(ただし、長時間の使用は身体を冷やし過ぎます)
*水分を補給する(当店ではハリセレブプラス元気サポートを水に溶いて与えています。)

熱中症になった場合
*室温が高い場合は、エアコンで冷やす(徐々に冷やすのが理想ですが、部屋の温度が35℃以上になっている場合は、1時間以内に30℃ぐらいまで冷やし、その後いつもの温度になるようにします。

*ミネラルの補給が必要なため電解水(当店ではハイペットのアクアコール)を飲ませる

*ハリネズミの体温が熱すぎる場合は、抱っこして手のひらで熱を吸熱し、いつもの温度と同じような場所に連れていき体温を下げる。

特に大切だと考えているのが、内臓の温度が上昇しないようにすることです。内臓の温度が上がるとそれが冷えるまで時間がかかる上に、臓器が正常に働かない場合があります。

そのためには、たとえ部屋が暑くなりすぎても水分補給が出来る環境であれば、熱中症になるまでに時間を要するため、重症化する前に対処が出来る場合もあります。

特にこの時期は、万が一のためにハイペットのアクアコールを用意しておくことが大切だと思います。

すべての動物たちが、健やかに過ごせますように🍀