ハリネズミちゃんを初めて飼い始めた時には特に注意が必要かと思います。




ハリネズミちゃんは比較的温度が高い飼育状況で育てなければならないことから、温度管理に気をつけるのはよく知られているところかと思います。

ですが、この時期になりますと梅雨になり、湿度が高くなってしまうことがあります。

この2つが相まって、起こりうる病気がハリネズミちゃんにはあります。

それは、ダニと真菌

ダニが増えやすい環境というのは、高温多湿といった環境であります。ダニの繁殖が急激に増加する条件が、
①温度20〜30度
②湿度60%以上
③有機物の汚れ(糞尿やフケやフードの食べかすなど)がある
になります。

特に夏場は温度が高く湿度も高いことからダニの対処が必要となってきます。

また、真菌が発生しやすい環境は、
①温度20〜30度
②多湿(当店では湿度50%ぐらいから発生すると考えています)
③有機物の汚れ(糞尿やフケやフードの食べかすなど)がある
④床材などの埃がある
⑤空気の滞留
になります。

ダニも真菌も同じような環境下で発生していますので、それらを対処する方法も基本は同じになります。

ただし、ハリネズミちゃんは温度が高い場所での飼育になりますので、温度でダニや真菌をコントロールすることはできません。

ですので、対処法としては
①(除湿器などで)湿度を下げる
②こまめに(次亜塩素酸で)消毒してケージ内外を綺麗に保つ
③ハリネズミちゃんの皮膚をケアするスプレーをする(ハリセレブスプレー)
になります。

ダニや真菌はハリネズミちゃんにとってストレスを与えることになります。

ストレスは以前からもお話をしておりますが、免疫機能の低下を引き起こし、病気を発症する入り口と考えています。

ごはんを食べていたり、活動できているから健康であると容易に考えるのではなく、少しの変化に気づいてあげることで大きな病気を発症するのを防ぐことができるかと思います。

顔を床に擦り付けている時のハリネズミちゃんの対応については以下の投稿に書いています。

すべての生き物たちが
健やかに過ごせますように🍀