ハリネズミちゃん特有の病気であるふらつき症候群の進行具合についてのご相談もあります。
個体差もあるため一概にどのように経過していくとは言えませんが、大体の目安としてお考えいただけたらと思います。
ふらつき症候群を発症してから、およそ1年から2年ほどかけて症状が悪化していくと言われておりましたが、色々なケースを見てきた中でもう少し現実的な日数が見えてきたように思います。
⓪発症前、もしくは健康な時
を与えている子たちの、ふらつき症候群の発症率はかなり低いというのが当店の経験から言えることがわかっています。
①初期段階
脚の甲がひっくり返る姿が見られた時点で
を与えた子たちの経過は、1〜2年ほど生きている子が多いです。
②初期段階でステロイド治療を行った子
ステロイド治療を2週間までで抑え、症状の改善が見られた子たちは、比較的症状が落ち着きますが、2週間以上のステロイド治療を行った子たちは、体重の減少が見られそのまま衰弱していく子もいました。
③初期段階でステロイド&ハリセレブプラスあしもとしっかりを与えた子
これも②と同様、その後の経過は良いという感じになります。食欲不振が見られることが少なく体重の減少が抑えられていることが多いです。
④進行状態が進んだ子たち
ステロイド治療を行っても改善はあまり見られなく、ハリセレブプラスあしもとしっかりを与えたことで歩けるようになった子もいれば、現状維持か症状が緩やかに進行するといった子がいました。
⑤末期症状(歩けない子)
ステロイドでの治療はほぼ効果が見られず体重の減少が著しく、殆どの子で命を落とすことになっています。
ハリセレブプラスあしもとしっかりを与えた子たちは、歩けないまでもごはんは食べることができ、体重の減少を緩やかになったということがわかりました。
⓪のケースでは、ほぼ寿命どおり生きた子達が多いかと思います。(当店で飼養している子たちは、ふらつき症候群を発症しておりませんので、大体5〜6歳ぐらいまで健康に過ごしております。)
①のケースでは、ふらつき症候群を発症してから約1〜2年ほど生きています。
②のケースでは、半年ぐらいから再発が見られ発症から1年ぐらいまでに命を落としてしまうことが多いです。
③のケースでは、半年から1年ぐらいから再発が見られたり、再発がなくハリ生を終えられている子がいるようです。
④⑤のケースでは、かなり進行スピードが速く、早い子で1週間程度、遅くても半年ぐらいに命を落としているようです。
以上のことから、当店では次のように考えております。
●2歳を超えたあたりからハリセレブプラスあしもとしっかり
を与えるのが良い。
●ステロイド治療は初期にのみ効果的で、時間が経つにつれて効果は殆ど見られない。
●ステロイド治療を併用する場合、ハリセレブプラスあしもとしっかり
と
を使用することが良かった。
●回し車を使用しない など
必要な栄養素を摂取することで、体内に起こる変化(病気)を抑えることで、健康を維持できるのではないかと考えております。
あくまで、当店がアフターケアやご相談があったハリネズミちゃんの経過を見てきたことからわかったことを書いておりますので、すべてのハリネズミちゃんがそのような経過を辿るとは言えません。
ご参考程度にして頂けたらと思います。
すべてのハリネズミちゃんたちが、健康に過ごせますように。