夏といえば入道雲が発達しやすい時期になります。入道雲とは積乱雲のことであり、急激に発達した雲により雷が発生することがあります。


そして、落雷による停電が起こることもあります。さらに台風により停電が起こることもあります。この停電によりエアコンが止まると暑さ対策を取ることが出来なくなります。


今回はそんな台風や落雷による停電時にどのように温度管理をすれば良いかを書いていきたいと思います。



停電が起こるとエアコンが止まってしまい、温度管理にシビアなハリネズミちゃんにとっては生死に関わる重大事態となってしまいます。


そこで、電気が使えない時の温度管理について書いていきます。


では、どのようにしてケージ内の温度を下げれば良いのか?


いくつかの方法をご紹介致します。


① ペットボトルに水を入れて冷凍庫で冷やして氷を作っておく


普段からペットボトルを凍らせておくと、いざ停電となった時にケージの上に置くことで冷気が下に落ち、ケージ内の温度を下げてくれます。


ただし、ペットボトルの周りに水滴がつくためタオルなどを敷くなどしてケージ内に水が垂れないように工夫をします。


② ステンレス製の金属マットを敷く


ワンちゃんように作られているステンレス製の金属マットを敷くのも出来ます。ただし、冷えすぎることがあるため、様子を見てあげる必要があります。


③ 電池式の扇風機を使用する


ハリネズミちゃんの身体に直接風を当てることは良くありませんが、ケージの周りに風を当てるだけでも少し温度が下がります。ただし、効果は短時間だけであるためお部屋の温度が上がってくると効果は薄れてきます。


④ ①と③の複合技


電池式の扇風機の前に凍らせたペットボトルを置いて回すと、冷気が広がりお部屋の温度を下げてくれます。何本もペットボトルを凍らせておくと交換も効きますので、比較的長時間お部屋を冷やすことが出来ます。停電しても冷凍庫の中にあるものはお互いの冷たさで溶けるスピードが遅くなります。この方法がもっとも温度を下げることが出来る方法かと思います。


⑤ 吸熱反応を利用する


中学や高校で学習した化学の勉強になりますが、アルミカップの中にクエン酸と重曹を同量混ぜたところに水を入れていきます。すると泡が出てきます。この泡は二酸化炭素になりますので、換気が必要にはなりますが、クエン酸と重曹が化学反応を起こします。この時、吸熱反応が起こりアルミカップが冷たくなっていきます。


それほど大きな効果ではありませんが、どちらも安価ですぐに手に入るものですので、家に置かれていても良いかと思います。また、クエン酸や重曹はお掃除にも使えますので何かと便利です。温度を下げる方法として覚えておくのも良いかと思います。


⑥ ハリセレブスプレーを針側の地肌にかける


ハリネズミちゃんの背中をスプレーで濡らすことで温度を下げることが出来ます。ただし、かけすぎると良くないので一時的に温度を下げる時に使うようにします。また、もともとお肌の洗浄液ですので、地肌が綺麗になります。


ハリセレブスプレー



急に停電が起こるとどうしたら良いのかと焦るかと思います。これらの方法を知っているだけでも冷静に対処出来るかと思います。


普段からペットボトルを凍らせる、電池式の扇風機を用意しておくなど、少しの気遣いで大きな対策となります。


いつ何時何が起こるのかわからないからこそ、備えあれば憂いなしだと思います。