いや、これはまったくやられました。予告編とはまったく別物の映画ですね。しかし宣伝を作る人もかなり驚いたんじゃないでしょうか。出来上がってきた映画が、マザコントラウマ大王の男色遠征記だと知った時には・・・。英雄色を好むの格言通り、歴史的に男色は普通に行われてきた行為ですが、一大スペクタル映画で真正面からゲイの恋愛を描かれても困ってしまいます。
やたらきれいな男が次々登場し、そのたくましくしなやかな肉体が強調されて描かれています。男同士のベットシーンは諸所の都合によりカットされたようですが、どちらにしろついていけません。
ペルシアとの戦争シーンは200億円かけたというだけのことはあって迫力はありますが、戦争の前後の流れがまったく描かれず、言葉による説明だけでいきなり戦争が始まってしまうので感情移入できません。そしてゲイとはまったく関係のない敵側のダレイオス3世までゲイっぽいのもなんとかしてください。
この映画は数年に一度現れる壮大なトンデモ映画ですね。ほぼ間違いなく「アレキサンダー」がラジー賞を征服することでしょう。それにしてもラジー賞のノミネートで最低助演女優賞だけノミネートされなかった理由が、『ヒロインが男だったから』だとは思いませんでしたよ。
この「アレキサンダー」、まるで一大スペクタル絵巻のように宣伝していますが、内容がこれでは日本での興行惨敗も決まったようなものでしょう。製作会社はドイツのインターメディアというあまり聞いたことのない会社ですが、大丈夫なのでしょうかね。昔から映画はバクチと言って、一本の映画が会社を潰すことがよくあります。製作費どころか宣伝費の回収すら危うい今の状況では、責任者の首だけで済みそうにありません。
この結果にオリバー・ストーン監督がしょげているという話も聞きますが、そんなオリバー・ストーンに一言。
「監督大丈夫ですよ、ラジー賞もらったって会社潰したって、いまだに立派に第一線で活躍してるポール・ヴァーホーベン監督のような人もいるんですから、元気をだしてください。また「プラトーン」のような映画を待ってます。」
きれいな男の裸とスリットに秘められたチラリズムに興味のあるかたはどうぞ。
<今日の映画ブログランキング第2位 12月より人がたくさん来てくれているのにランキングが下がりっぱなしのアメブロランキング・・・どうなってるの><;>