著者: 東野 圭吾
タイトル: レイクサイド 新装版









 名門中学へのお受験を控えて、合宿のため湖畔の別荘に集まった3組の家族と塾講師。
並木俊介(役所広司)は受験そのものに疑問を感じながらも娘・舞華のために合宿に参加していた。別居中の妻(薬師丸ひろ子)とぎくしゃくしながらも、合宿をこなす俊介だった。しかしそんな彼のもとに愛人・英里子が突然別荘にあらわれた。家族の前で動揺を隠し切れない俊介。英理子(眞野裕子)はそれをあざ笑うように、「今夜ホテルのラウンジで22時に待ってる」と耳打ちして去っていく。
夜、妻に急な仕事が入ったと言い訳をし別荘を抜け出しホテルに向かう俊介だったが、待ち合わせの場所に英理子は現れなかった。
別荘へと戻る俊介、しかし別荘にもどった彼が見たものは死体となった英理子の姿だった。
死体の傍らには恐怖におびえる妻の姿があった。
妻は言う「私が殺したの・・・。」


東野圭吾のミステリー「レイクサイド」を「EUREKA」青山真治が映画化したのがこの映画「レイクサイドマーダーケース」です。

今あらすじで書いたように、導入部のミステリアスな展開はなかなか見ごたえがあります。湖畔の別荘で起こる殺人に、否応なく巻き込まれてゆく俊介の心の変遷がたくみに表現されています。また、伏線となるような描写がいろんなシーンにちりばめられているので、それが後半でどう生かされるのかドキドキさせられます。

しかし後半になって、だんだんと違う意味でドキドキさせられます。ミステリーで始まった映画が、夫婦愛に変わり家族愛へと発展し、ミステリーと違う場所に着陸してしまうのです。しかも監督が青山真治というだけのことはあって、無用に語りが長くてうんざりさせられます。
真犯人も微妙な説明だけで、伏線はまったくといっていいほど消化されませんでした。
これではとてもミステリーとは呼べません。




と、書いて終わってしまいたいところですが、
しかし、待てよ・・・。
これで本当にいいのか?
私たちは監督にだまされているんじゃないのか?
もしかしてこれは、監督からの挑戦状なのか・・・
いくつか気になるシーンがあり、疑念がぬぐいきれないのです。


そこで、本当にこれでよかったのか
「レイクサイドマーダーケース」ネタバレ研究編へと続きたいと思います。


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