日本を代表するホラー監督6人を集めて映画を製作する、「Jホラーシアター」の第一段となるこの2本。昔からホラー好きな私は、嬉々として観に行きました。この2本は休憩なしの連続上映なので、4時間近く休憩がありません。トイレはすませてから行きましょう。
まず、「感染」ですが、ストーリーは廃院になりそうな病院を舞台に、原因不明の伝染病の恐怖描くといった感じです。舞台が廃院まじかの病院というより、ただの廃墟でびっくりしました。そのせいで、まったく現実味がない映画になっています。内容もホラーというよりは気持ち悪いだけの映画で、呪怨などを観た時に感じる背中のゾクゾク感はいっさいありません。
次に「予言」です。この映画の鶴田法男監督はホラー監督なのに、全然怖くない映画を撮る監督です。「リング0 バースディ」でリングを恋愛映画にしてしまったのには驚かされました。ホラー監督としては致命的なのですが、撮る映画の質は高いです。この監督、実はホラー嫌いなんじゃないかな。この「予言」もまったく怖くはないです。しかし、映画としては「感染」よりずっといいです。
 2本ともホラー映画としては落第ですが、1本の値段で2本観れるのでコストパフォーマンスはいいです。時間が余って仕方のない方はどうぞ。
公式ページ
http://www.j-horror.com/