顎関節症と針灸 | 地球日記

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顎関節症を患っておられるあなたは、病院で薬物療法やスプリント療法を行われていることでしょう。しかし、よい結果が出ているとは言いがたいのが現状だと思います。開口障害は言うに及ばず、肩こりや頭痛、耳鳴りを併発され、一日中不快な症状に悩まされているのではないでしょうか。

顎関節症の原因として考えられるのは、食生活においてやわらかい物ばかり食べてよく噛んでいないことや、噛み合せの不適合、長時間のパソコン作業により姿勢が悪くなっていること、ストレスにより無意識のうちに歯を食いしばっていることなどが絡みあって、顎関節周囲の筋肉が緊張し、固縮することです。

これが、結果として顎の骨格の不整合を生み出し、顎関節の運動制限を起こすのです。固縮している筋肉が無理に引き伸ばされることにより顎関節周囲の筋肉が炎症を起こし腫れや痛みも発生するため顎関節症はますます治りにくくなります。

このような筋肉に原因のある顎関節症に対して、辰巳針灸院の針灸療法は、最も適合する改善法といえます。 筋肉の動きは、神経を伝わる電気信号によって収縮することによりコントロールされます。顎関節症になると、顎周囲の筋肉をコントロールする神経の電気信号が過剰に発生するために筋肉が硬くなって痛むのです。

金属で出来ている針は、導電性があります。よって、針が痛みのある筋肉に刺入されると、神経を伝わる痛みの電気信号を鍼の方へ誘導します。その結果、痛みを体外へ逃がして痛みを遮断するという避雷針のような働きをするのです。

このような針の作用を利用して針灸療法では、顎関節症によって痛みの発生している筋肉に直接針を刺します。 咬むための筋肉である咬筋、側頭筋、内側翼突筋や口を開けるための筋肉である顎二腹筋、顎舌骨筋が針を刺すターゲットになってきます。


また顎の動き全体のバランスやタイミングを取るために外側翼突筋という筋肉も関わってきますのでこの筋肉も顎関節症の重要な施術ポイントになります。

これらの顔面部にある筋肉に針を刺入することによって、顎関節症で動きにくくなっている顎の周囲の筋肉から痛みを取り除き、顎関節の機能を回復させます。

顔面部の針の刺入は、どの程度の細さの鍼を使うかといったことや、針を刺す角度や刺入する深さが大変重要になり経験を必要とします。このような顎関節症の施術は、研鑚を積んだ針灸師にしかできないものです。

そして、顎関節症は肩こりも併発します。この肩こりが顎関節症による頭痛や耳鳴りの原因になります。ですので肩こりの改善施術も合わせて行います。

特に、首周辺の筋肉の緊張を取らなけらばなりません。なぜなら首周囲の筋肉の緊張を解除しないと、顎関節症を引き起こしている頚椎と下顎骨の繋がりを中心とした骨格全体のバランスの悪さを整えることができないからです。首の側面にある胸鎖乳突筋や首の後ろの僧帽筋などに針を刺し肩の筋肉の緊張を緩めます。

合わせて精神をリラックスさせるツボにも針を刺し、顎関節症に対して総合的に対処していきます。

このようにして、顎関節症に対して針灸施術を続けていけば、顎の動きがスムーズになり顎関節症が改善していくのを実感されるでしょう。

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