1944年10月30日、セブ島の葉桜隊は空母フランクリンとベロー・ウッドに突入成功!!の巻 | 第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

主に戦史について取り上げてますが戦史には諸説ありますので、明らかな誤記以外はご容赦を!!

空母フランクリンは、エセックス級の8番艦として

 

1944年1月31日に就役しました。

 

 

 

 

 

 

1944年6月のマリアナ諸島攻略部隊の支援が初陣です。

 

硫黄島、父島、母島、グアムとロタに対する攻撃の後

 

  パラオへの偵察写真撮影と航空攻撃を行っています。

 

 

 

10月13日早朝、台湾攻撃へ攻撃隊を出した後、

 

台湾のT攻撃部隊の攻撃を受けます。

 

フランクリンに魚雷を放った天山が

 

そのままフランクリンの後部デッキに衝突。

 

しかし雷撃後の衝突ゆえ角度が浅く、

 

甲板にはねかえされて海上に落下。

 

被害は軽度でした。

 

 

 

 

 

 

15日には海軍機3機による攻撃を受け、

 

サイドエレベーター付近に爆弾1発が命中。

 

格納庫内で火災が発生したが、ダメージコントロールを

 

フルに発揮して消火に成功しています。

 

 

レイテ沖海戦では武蔵、駆逐艦若葉、

 

扶桑、山城等を攻撃しています。

 

 

 

武蔵

 

扶桑

 

 

 

軽空母ベロー・ウッドは、

 

インディペンデンス級の3番艦として、

 

1943年3月31日に就役しました。

 

 

 

 

 

 

9月以降タラワ、ウェーク島への攻撃に参加して以降、

 

マーシャル諸島、トラック、マリアナ、パラオ等、

 

各作戦にことごとくいっちょがみしてます。

 

6月20日のマリアナ沖海戦では、空母飛鷹を撃沈しました。

 

 

 

 

 

 

レイテ沖海戦ではタフィ4に属し、ハルゼーに

 

率いられて北上し小沢艦隊への攻撃を行っています。

 

 

 

瑞鳳(右)と瑞鶴(左)

 

千代田

 

 

 

セブ島に待機する201空の葉桜隊は30日午後、

 

爆戦6、直掩5をもって出撃。

 

一路サマール島東側海域を目指します。

 

 

 

 

 

 

夕刻第38.4任務群を発見し、突入体勢に入ります。

 

1番機・2番機は落とされますが、

 

3・4・5番機がフランクリンを目標に定め

 

急降下します。

 

1機が甲板後部に突入しますが残りの2機は

 

至近となって海面に落下。

 

爆弾は 格納庫で爆発し大規模な火災を発生させましたが、

 

  格納庫に爆弾や魚雷が置いてなくて誘爆の心配もなく

 

約2時間で消火に成功。

 

 

 

 

 

 

6機目はフランクリンへのコースを取ってましたが

 

途中で目標をベロー・ウッドに変更し飛行甲板後部に激突。

 

甲板上には発進準備中の飛行機が密集しており

 

これらの燃料や搭載爆弾に引火し次々と爆発。

 

 

 

 

 

 

しかしここでもダメージコントロールが発揮され、

 

危険個所の爆発物は全て海中投棄し、消火も成功。

 

しかし作戦行動は不可能なダメージなので、

 

フランクリンと共に後方へ後退。

 

 

ここまでわずか数日で3隻の空母が沈没し

 

8隻が作戦続行不可となっています。

 

しかし敵の海軍にはエンタープライズを

 

初めとする18隻が健在です。

 

 

 

 

 

 

我軍は最初の戦果で、護衛空母1隻を撃沈、

 

3隻を撃破したのですが、

 

これまで通常攻撃では挙げることのできなかった

 

戦果を特攻で成し遂げたと、

 

過大評価してしまったため、

 

やがて戦術は特攻が主となって行きます。

 

 

 

 

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