2013年8月24-26日、豪雨と降灰の中鹿児島に行って来た時のお話だゾ!の巻 其之伍 | 第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

主に戦史について取り上げてますが戦史には諸説ありますので、明らかな誤記以外はご容赦を!!

鹿屋航空基地史料館へようこそグラサングラサン

 
 
 
 
 
 
鹿屋航空基地は、昭和11年鹿屋海軍航空隊に始まり
 
多くの戦闘に参戦しました。
 
それらに従事し、捧げた尊い命を悼み、
 
多くの歴史を伝えるため、昭和47年に史料館を設立。
 
平成5年には、改めて旧海軍航空隊の興亡の軌跡と、
 
戦後の海上自衛隊航空部隊の歩みを伝え、
 
国を守ることを、わかりやすく理解していただくため、
 
新史料館を開設しています。
 
 
 
根占港に着いたのが15時前。
 
そこから急いで北上。鹿屋に向かう。
 
到着は15:45。お決まりの石碑をハイ、パチリ!カメラ
 
16:30には出発しないといけないので、急いで館内へ!
 
と思いきや、右手をよく見るとなにやら
 
でっかいネットを被せてるのが目に入った。
 
 
 
 
 
 
ガ~ンガーンまさか、あのお目当ての二式…、二式大艇が…。
 
 
 
二式大艇
 
川西航空機で生産された4発大型飛行艇。
 
最高速度…385km/h
 
航続距離…約5000km
 
1t爆弾または800kg魚雷2発搭載可能
 
 
 
 
 
 
167機生産されたうち終戦後、
 
作戦可能機体は七尾基地の3機のみだったが、
 
そのうちの1機が米国に持ち帰られ
 
性能試験等実施後、倉庫に長く保管。
 
返還交渉後、昭和54年に日本に帰る。
 
東京の「船の科学館」で野外展示後、
 
平成16年に鹿屋に展示されることに。
 
 
 
 
 
 
 
ほっ、ほっ、ほんまやったら上のような写真
 
ぎょ~さんとるはずやったのにぃプンプン
 
 
 
肩を落として館内へ…。
 
 
受付で確認すると、
 
「保存整備にため、H25.7.29~11.26まで見学できません」
 
やてびっくり
 
 
館内に入ると右に受付があるので、そこで受付を済ませ2Fへ。
 
(2Fが戦史展示室になっており、1Fは海上自衛隊航空部隊
 
の発展と過程、その中で活躍する隊員の姿など、
 
現在の海上自衛隊の活動状況が
 
紹介されています。帰りに見ますね)
 
 
2Fへ上がるとすぐに、終戦末期に活躍した
 
鹿屋高等女学校や挺身隊の様子。
 
隊員達が当時下宿にしていた小学校の
 
資料なんかが展示されています。
 
 
鹿屋基地の北西に隣接して第22海軍工廠
 
(飛行機やその部品をつくる工場)がありました。
 
そこには沖縄・鹿児島・宮崎各県の高等女学校及び
 
高等科の女子生徒さんが挺身隊で来ていました。
 
基地周辺には第22工廠の支廠として数多くの工場もあり、
 
女子挺身隊の皆さんは、付近の学校に合宿し、
 
それができない方は出身地域ごとにかなり広範囲にわたり
 
分散・分宿されていたました。
 
さらに、昭和20年の3月以後は工廠関係以外の業務にも
 
女子挺身隊員の皆さんは動員され、
 
基地用務員や地上員・搭乗員のための炊事・洗濯・雑用、
 
司令部の通信業務まで携わっています。
 
 
そんでもって明治の海軍の誕生から終戦の海軍が
 
終焉をむかえるまでの主に
 
海軍航空隊の歴史が展示されています。
 
ここでは「佐久間艦長の遺書」は必須ですね。

次に航空技術の発展の様相について実際の
 
機体やら飛行服やらが展示されています。
 
史料館内の撮影はこの零戦のみが許可されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
この零戦は平成4年に鹿児島県の
 
錦江湾と吹上浜の海底から
 
引き揚げられた
 
二一型と五二丙型の2機を、
 
鹿屋航空工業所のボランティアが
 
中核となって三菱重工の支援を仰ぎ
 
1機の五二型として復元した貴重な機体なんだそうです。
 
どんな想いで海底に眠っていたのでしょうね。
 
思うと胸が痛くなります。
 
 
 
最後は神風特別攻撃隊に関する展示。
 
必死の作戦が敢行されるに至った
 
経緯や特攻隊の出撃の概況、
 
特攻に使用された機種、各方面別の特攻作戦、
 
その他神風特別攻撃隊の全容が
 
比較的わかりやすく展示されています。
 
 
 
 
 
 
 
知覧同様、ここでもまた特攻隊員たちの
 
笑顔が目に焼きついて離れません。
 
 
 
時間の制約もあって、
 
後ろ髪を引かれる思いで1Fへ。
 
現在の海上自衛隊航空部隊の
活躍や紹介に終わることなく、
隊員たちの活躍ぶりを通じて、
国民に「我が国の防衛」について考えてもらうことを
意図した内容の構成となっています。

また、海上自衛隊が使用してきた
航空機や装備品の変遷とともに、
航空技術の再建に取り組んだ人々の
活躍ぶりを併せて展示しています。
 
 
 
航法計算盤
 
 
 
1Fのスペースの制限もあって、
 
ごく簡単な説明のみで終わっていますが、
 
PKOで外へ出て以来、震災も含めて
 
自衛隊の皆様のご活躍には、
 
ただただ頭の下がる思いです。
 
活動内容をもっともっと広く国民に知ってもらいたいと、
 
願って止みません。
 
 
館外には退役した航空機が展示してありますが、
 
それについては次回お伝えします。
 
 
 
 
 
 
 
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