ウクライナに侵攻したロシア軍の装備品をちょこっとだけ見てみよう!!の巻 其之弐 | 第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

主に戦史について取り上げてますが戦史には諸説ありますので、明らかな誤記以外はご容赦を!!

ロシア軍はウクライナ侵攻に当たり
 
国境付近に多くの部隊を鉄道輸送により
 

配備しました。

 
 
 
 
最寄りの駅からはトラック輸送も行っています
 
 
 
ニュース映像の中で一番多く登場してるのが戦車ですね。
 
今回はそんな戦車や装甲車・歩兵戦闘車を見てみましょう。
 
 
ロシア軍が多く投入した戦車はT-72、次いでT-80です。
 
 
T-72は、1971年ソ連時代に開発された主力戦車で、
 
主砲にD-81TM 125mm滑腔砲を装備しています。
 
 
1980年のイラン・イラク戦争では、イラク軍のT-72が
 
西側の戦車を次々と破壊したけど、80年代半ば以降は
 
逆に西側戦車の攻撃で形成が逆転しています。
 
 
 
破壊されたイラク軍のT-72
 
ウクライナ侵攻で登場したT-72
 
 
 
T-80は、T-72とほぼ同時期の1975年より生産が開始され、
 
高出力ガスタービンエンジン、125mm滑腔砲と
 
高性能射撃管制装置、砲発射型ミサイルによる攻撃力を有します。
 
 
 
 
 
 
ただ、総生産台数は5000両程度と
 
T-72の1/6程度に留まってるため、
 
今回の投入台数は限られています。
 
 
T-72・T-80ともにソ連崩壊後にウクライナに輸出され
 
それらを改良したT-72-120等の数種の派生型を
 
ウクライナ陸軍は有しています。
 
 
 
T-72AV
 
T-84-120
 
 
 
しかし侵攻直後のミサイル攻撃で、
 
かなりの数の戦車が破壊されたそうな…。
 
 
 
BMP-T テルミナートル装甲戦闘車。
 
戦車部隊に配属され、対戦車攻撃から
 
戦車を援護するための車両。
 
T-72の車体を流用して砲塔に
 
30mm機関砲を連装備し、
 
その左右に対戦車ミサイル連装発射機も装備。
 
 
 
 
 
 
BTR-70は、装甲兵員輸送車。
 
14.5mm重機関銃と7.62mm機関銃を搭載し、
 
乗員を合わせ10名が乗車可能。
 
当然のことながら、戦車に比べ装甲が薄く
 
携帯対戦車ミサイルで狙撃されるとイチコロとなった。
 
 
 
 
 
 
BMP-2歩兵戦闘車。
 
30mm機関砲2A42と、対戦車ミサイルを装備し、
 
BTR-70同様乗員を合わせ10名が乗車可能。
 
 
 
 
BMP-2とT-72BA
 
 
 
2S19 ムスタ-S 152mm自走榴弾砲。
 
大砲は、砲兵により移動・射撃位置に固定・装填・射撃に
 
かなりの時間を有します。
 
また砲撃開始後、速やかに陣地返還を行わないと
 
敵の観測によりその位置を特定され、
 
反撃を食らう場合もあります。
 
 
 
2A65「ムスタ-B」 152mm榴弾砲
 
 
 
そこで砲を迅速に移動させるために
 
戦車の車体に砲を搭載したのが自走砲です。
 
 
2S19は、射程距離約36kmの152mm榴弾砲を搭載し、
 
毎分7-8発が発射可能で、
 
ウクライナ軍も40両保有しています。
 
 
 
 
 
 
これらのロシアの進撃を阻止すべく、
 
西側からウクライナへ大量に追加援助されているのが
 
米国製の対戦車誘導弾ジャベリンです。
 
主な目標は装甲戦闘車両ですが、建築物や野戦築城、
 
さらには低空を飛行するヘリコプターへの攻撃能力も備えています。
 
 
 
 
 
 
今ウクライナは、これらの武器を駆使し
 
ロシア軍の侵攻を食い止めようとしています。
 
ウクライナの発表では、すでに敵戦車200両を
 
破壊したとあります。
 
 
 
 
 
 
最後に、ウクライナ上空を飛びまわったのは
 
Su-34(スホーイ34)戦闘爆撃機が多いように思います。
 
 
普通戦闘機の座席はタンデムが多いけれど、
 
この機は珍しく並列座席になります。
 
最大速度はマッハ1.8に達し、航続距離は約1100km。
 
30mm機関砲×1、最大兵装搭載量は8tに及びます。
 
 
今回のウクライナ侵攻に、ロシア空軍は総数350機を用意。
 
内Su-34がどのくらいの割合で参加してるのかは不明ですが
 
初期段階で、ウクライナ軍の施設に対し空爆を行っています。
 
 
 
 
 
 
しかしウクライナ軍の保有する地対空ミサイルは
 
いまだ健在で、ある程度の高度を取って侵入すると
 
S-300ミサイルに狙われ、高度を低く取ると今度は
 
地上の機関砲や携帯型地対空ミサイルの
 
射程に入ってしまいます。
 
 
 
 
 
 
被害も結構出たらしく、大規模な空軍作戦はそれ以降
 
実施されていません(少数機によるのはありますが)。
 
 
 
被弾したロシア空軍戦闘機
 
撃墜されたSu-34の残骸
 
 
 
ウクライナ軍はキエフ市街戦に備え
 
周到な準備をしてるでしょうし、ロシア軍が突入すると
 
双方に相当な犠牲が出るのは目に見えてます。
 
それまでになんとか停戦できないものでしょうか。
 
 
 
ニュース映像が映し出したロシア軍の装備品で、
 
確認できたのはだいたいこんなもんですかねぇ。
 
 
 
ではこの辺で終わりにしたいと思います。
 
ありがとうございました。
 
 
 
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