冲鷹は、日本海軍空母部隊が
マリアナ沖海戦で壊滅する以前
1943年12月4日、トラックから
内地への輸送任務の途上、
敵潜の雷撃により沈没。
大鷹は、1944年8月18日
船団護衛中に敵潜の雷撃により沈没。
雲鷹は、1944年9月17日
シンガポールから高雄に向かう
ヒ74船団を護衛中敵潜の雷撃により沈没。
大鷹型は3隻とも敵潜の餌食となっています。
雲龍は、空挺隊800名、桜花や軍需品を満載し
12月17日朝、呉を出港しマニラに向かいます。
19日敵潜の雷撃で沈没。
比島を制した連合国軍の次の目標は、
沖縄もしくは台湾。
ここを攻略するためにその後方支援を司る
日本本土の各基地に
航空攻撃することを決定します。
第58任務部隊の保有機数は約1400機。
これらが九州、四国、和歌山
などの各地域を襲います。
いち早く反応したのが
宇垣中将率いる第五航空艦隊。
菊水彗星隊・菊水銀河隊が出撃し
イントレピッド、ヨークタウン、
エンタープライズが損傷しています。
翌日の3月19日、敵機動部隊の一部は
室戸岬の80キロ沖にまで接近し、
特攻機の洗礼を受け、フランクリンへは
銀河が放った徹甲弾2発が命中し
弾薬・火薬・出撃準備中の艦載機が誘爆。
大火災が生じます。
ワスプにも爆弾一発が命中し大破炎上。
敵機動部隊は健在する
空母から攻撃機を発進させ
呉などを空襲し、龍鳳・葛城・鳳翔・海鷹
などに軽微な損傷が出ています。
敵機はこれ以降も断続的に襲来しますが、
五航艦の戦力193機は初日に161機を失い、
地上で損傷を受けたのが50機と
消耗仕切ってしまい、
反撃の力を削がれてしまいました。
4月1日、沖縄戦が開始されると
大本営は陸海軍全機特攻化を打ち出し、
海軍は菊水作戦
陸軍は航空総攻撃
を発動し、大量の特攻機を投入しだします。
3日、沖縄の東南洋上を航行中の
ウェーク・アイランドは、
鹿屋・第一国分を飛び立った
第3御盾252隊等に狙われます。
時化のため海上は大荒れで
艦が大きく揺さぶられ
格納庫では艦載機がのたうち回ってます。
そこへ2機の特攻機が突入!!
しかし残念なことに目測を誤り、
2機とも至近弾となってしまいました。
6日、護衛空母サン・ハーシントに
1機至近弾。軽微な損傷を与える。
7日、ハンコックの攻撃隊が
大和以下の第一遊撃隊を攻撃してる頃
鹿屋・第一国分を飛び立った
爆戦・彗星の攻撃を受け1機命中。
ハンコックは大破。
11日、鹿屋・第一国分の爆戦が
エンタープライズを襲い、1機至近弾。
エセックスにも1機至近弾。
16日、鹿屋を飛び立った
神雷部隊の爆戦が、
イントレピッドに突入し大破させます。
5月4日、指宿の水偵串良の97艦攻が
サンガモンを狙い1機命中。
同日、知覧を飛び立った陸軍振武隊の隼等が
英空母部隊を襲い、ホーミダラブルに1機命中。
インドミダブルに1機至近弾。
9日、台湾各基地を出撃した
特攻機が英艦隊を発見。
ヴィクトリアスに2機命中。
11日の朝、バンカー・ヒルは
2機の特攻機の突入によって大破。
