1942年5月24日、野中五郎大尉指揮する752空陸攻17機はアッツ島近海の敵艦隊を攻撃!!の巻 | 第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

主に戦史について取り上げてますが戦史には諸説ありますので、明らかな誤記以外はご容赦を!!

1943年5月12日、

 

敵はアリューシャン列島アッツ島に陸軍第7師団

 

約11000名の兵力をもって上陸を開始。

 

 

 

 

 

 

対する我軍は山崎大佐率いるアッツ島守備隊約2650名。

 

 

 

 

 

 

ここに至るまで敵は我輸送船団を襲い

 

アッツ島の兵力増強を阻止し、

 

上陸に当たっては前もって艦砲による

 

攻撃を加えています。

 

 

 

 

 

 

アッツ島はすでに敵艦隊に囲まれているとして

 

大本営は5月20日、アッツ島放棄を決定。

 

 

その頃木更津飛行場で再編中の752空は

 

アッツ島支援のために幌筵島に21機が進出。

 

 

天候の回復を待ち、23日野中大尉指揮下の

 

陸攻19機はアッツ島周辺の米艦隊へ向け出撃。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未帰還1を出すも駆逐艦1隻撃沈。

 

 

 

 

 

 

 

翌24日、陸攻17機で出撃するもP38の出迎えにより

 

8機を撃墜するも3機が未帰還になりました。

 

 

 

 

 

 

P38はキスカ島東のアムチトカ島から飛来したようで、

 

すでにこの周辺海域の制空権は敵が握ってるようです。

 

 

 

路面凍結によってコースアウトしたP38

 

 

 

 

752空はこの後天候不良が続き、なかなか

 

出撃する機会を得ることはできませんでした。

 

 

 

752空第一飛行中隊

 

752空第五飛行中隊

 

 

 

29日にアッツ島守備隊が玉砕し、752空の任務終了。

 

7月19日幌筵島に敵機が襲来し、木更津に撤退。

 

 

752空はその後 マーシャル諸島ルオットに進出。

 

野中大尉はその直前に海軍少佐に進級。

 

ギルバート諸島沖航空戦、マーシャル諸島沖航空戦で

 

対機動部隊攻撃に参加。

 

1944年10月第721航空隊飛行長に着任。

 

 

 

 

 

 

1945年3月21日の九州沖航空戦で、

 

第一神風特別攻撃隊神雷部隊の指揮官として出撃。

 

 

 

 

 

 

 

故障により直掩機が次々と落後していく中、

 

敵機の襲来を受け最初に直掩機が被弾。

 

戦闘機同士の格闘戦の中陸攻隊は進みますが、

 

やがて別の隊が現れ陸攻隊に襲い掛かり、

 

わずか10分で全機が撃墜されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アッツ島の戦いから多くを学べば、

 

この後の大平洋各地の離島防衛が

 

いかに困難かわかるはず。

 

 

ここで思い切って長期的な作戦の検討に

 

入っておれば、各島の悲惨な戦いを

 

回避できたかもしれんのに、

 

また、野中少佐のような熟練指揮官を

 

むざむざ戦死させなくてもよかったのに、

 

そう思うと大本営の無能さが

 

腹立たしく思えてならないです。

 

 

 

 

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