1945年1月21日、特攻機は空母タイコンデロガとラングレーに突入するも撃沈に至らず!!の巻 | 第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

第伍章「あっそう、ふ~ん!!」

主に戦史について取り上げてますが戦史には諸説ありますので、明らかな誤記以外はご容赦を!!

空母タイコンデロガは、エセックス級の10番艦として

 

1944年5月8日に就役しました。

 

 

 

 

 

 

ラングレーは、 インディペンデンス級の6番艦として

 

1943年8月31日に就役。

 

 

 

 

 


フィリピン攻略作戦の支援として行動中、

 

1944年12月18日のコブラ台風に遭遇し

 

第38任務部隊の空母ほぼ全てで
 
搭載機が壁に衝突し火災が発生。
 
3隻の駆逐艦が沈み空母では9隻が
 
深刻な被害を受け搭載機の100機以上を
 
失う被害が出たなかで、ラングレーは

船体が左右に35度も傾き揺さぶられましたが、
 
被害が報告されてない唯一の空母でした。

 

 

 

コブラ台風で右舷側に大きく傾斜するカウペンス

 

ラングレー

 

 

 

 

タイコンデロガは第38任務部隊の一部として、

 

レイテ攻略部隊の地上支援攻撃に参加。

 

 

1945年に入り、沖縄・台湾を攻撃するため北上。

 

21日に台湾への攻撃を開始。

 

高雄港をはじめとする、各港湾の日本船を

 

手あたり次第沈めていきます。

 

 

 

 

 

 

 

この報告を受け、陸海軍航空隊はすぐさま行動に出ます。

 

 

 

 

 

 

台南基地から一航艦の爆戦2機が
 
直援3機とともに出撃し、
 
敵艦載機の後をつけていきます。
 

正午過ぎに艦隊を発見、突入開始。
 
敵は味方機と誤認し対空戦闘が遅れ
 
2機とも空母タイコンデロガに命中。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
同じく台南基地を飛び立った

神風特攻第二新高隊爆戦4機の内
 
1機が軽空母ラングレーに突入。
 
 
 
 
 
火災の消火作業をするラングレー
後方はタイコンデロガ
 
 
 
台南基地の新高隊彗星8機もしくは
 
ルソン島北部トゥゲガラオ基地の
 
第三新高隊の爆戦7機の内1機が

空母任務部隊の護衛についていた

マドックス右側士官室付近に突入。
 
火災を生じさせますが間もなく消火に成功。
 
 
 
 
 
 
 
 
各特別攻撃隊の奮戦もむなしく、

第38任務部隊の脅威を
 
排除するには至らず、
 
翌日には北上し
 
沖縄方面の陸上基地を攻撃、
 
読谷村で彦山丸を
 
宮古島近海で第二南興丸を撃沈し、
 
25日にウルシーに引き上げています。

 

 

 

 

 

 

21日の攻撃で、あと一歩詰めることが出来たなら

 

あの二艦によるこれらの一連の攻撃を

 

阻止出来たかもと思うと、残念でなりません。

 

 

 

 

 

いつも御訪問戴きありがとうございます
ブログ村ランキングへの入口を
ここにも設けてみました
よろしければ応援のほどお願いいたします