ヘッドフォン 月曜日から金曜日までの毎晩、大沢機長が行く深夜のフライト

       「JET STREAM」

 

昨夜の搭乗レポと 今夜のフライト情報をお届けいたします。

 

 

昨夜のフライト先は、イギリス   

あなたはモデルヴィレッジをご存知ですか  

モデルヴィレッジとは 1930年代にイギリスで流行した 実際よりも小さく作ったミニチュアの村で 最盛期には国内に120を超えるモデルヴィレッジが作られたと言います  

今ではほとんど残っていませんが 現存する最古のものが ロンドン郊外にあるベコンスコットモデルヴィレッジです  

ここは当時会計士だったローランド・カミンガムさんが作ったもので カミンガムさんは熱狂的な鉄道フ模型好きで 家の中を模型で占領してしまうため 庭に模型の鉄道を走らせようと このミニチュアの村を作ったのです  

裕福な彼はここを開放したことでたくさんの子供達が遊びに来るようになります  

その子供たちの中に 幼き日のエリザベス女王もいました  

幼い女王は よほど気に行ったのでしょう 3年続けて誕生日に訪れたと言います  

 

イギリスにはもうひとつ有名なモデルヴィレッジがあります  

コッツウォルズ地方のコッツウォルズヴェニスと呼ばれる ボートン・オン・ザ・ウォーターのモデルヴィレッジがです  

ここはそのボートン・オン・ザ・ウォーターを忠実に9分の1に再現したもので すべて地元で採れる石を使って作られ 通りや看板までそっくりに作られています

(画像はお借りしております)  

まるでガリバーになった気分で 不思議な世界に舞い込む  

子供達ばかりでなく大人まで 幼いころに戻ってしまうモデルヴィレッジです

 

 
次のフライト先は、アメリカ   
不動産を売買する モノポリーというゲームで 遊んだことがあります 
様々なバージョンがありますが オリジナルのモノポリーは 本当にあった町をモデルにしています   
お話は100年ほど前に起こったアメリカ大恐慌時代に遡ります  
当時ペンシルバニア州に住むチャールズ・ダロウという男の会社も 大恐慌のあおりを受け倒産 ダロウは毎日のように職を求め町をさまよいますが 全米に数百万の失業者があふれる時代 容易に仕事が見つかるはずもありませんでした   
そんなある日 台所のテーブルクロスを見ていた彼にあるアイデアが閃きます   
それは1枚の紙の上に町を作り 一人ひとりが投資家になり 不動産を売買すろ遊び 
日頃から発明好きだった彼は 閃いたアイディアを直ぐに形にし 出来上がったゲームをモノポリーと名付け 友達と遊んだところ大評判  
ゲームは友達の間で評判が評判を呼び やがて大手ゲーム会社が権利を買い取り 彼は本当に巨万の富を手にすることになったのです  
ダロウはお気に入りのリゾート地を 町の通りの名に使っています   
ニューヨークの奥座敷 カジノで有名なアトランティックシティでした  
モノポリーに記された22の通りは この町に実在する名が付けられていたのです  
今アトランティックシティには チャールズ・ダロウの記念碑が立っています 
夢を現実のものに変えた偉大な男のモニュメントとして ヘッドフォン
 
 
 
ヘッドフォン 今夜のフライト先は、只今のところ 不明です。
24:00
JET STREAM
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大沢たかお 

 

 
おはようございます。 
今日は雨傘  私は雨が降ると動きが悪くなり あまり外に出たくなくなります。  
でも用があるとそうはいきません。(笑)   さて今日も 始動開始です。
 
では またね  See you later.