勉強ブログです
地味な存在ながら、パワフルな働きを見せる副腎
左右の腎臓の上部にそうような位置し、
左は胃の後方、右は肝臓の後方となる。
重さはともに5~8g。
副腎皮質ホルモン adrenal cortex
電解質コルチコイド
アルドステロン:腎臓に作用しNa再吸収促進、K排泄促進
:血圧上昇、循環血流量増加、低K血症
血圧上昇の機序
腎臓の輸入細動脈の壁にある傍糸球体細胞からレニンが分泌され、血液中のアンジオテンシノーゲンからアンジオテンシンIという物質をつくる。アンジオテンシンIはアンジオテンシン変換酵素(ACE)によりアンジオテンシンIIに変換。
アンジオテンシンIIは全身の動脈を収縮させるとともに、副腎皮質からアルドステロンを分泌。アルドステロンはNaを体内に溜める働きがあり、これにより循環血液量が増加して心拍出量と末梢血管抵抗が増加。
これをレニン-アンジオテンシン‐アルドステロン系(Renin-Angiotensin-Aldosterone System;RAAS)といい、血圧上昇後にはレニンの分泌は抑制され、この系の働きが低下。
分泌亢進で
原発性アルドステロン症(コン症候群)
糖質コルチコイド(コルチゾール、コルチステロン、コルチゾン)
コルチゾル:炭水化物(糖新生→血糖値上昇)、脂肪、およびタンパク代謝
ストレス反応(肉体的、精神的、生理的)
抗炎症反応
中枢神経興奮促進、骨吸収↑、腎-Na再吸収&K排出↑
アドレナルファティーグってアメリカ時代よく聞いてたけど、たいして気にしてなかったな 汗。 副腎疲労です。ストレスを感じると分泌されるホルモン。過剰なストレスにより多量に分泌された場合、脳の海馬を萎縮させることが、近年PTSD患者の脳のMRIなどでわかったそうです。
上グラフのように起床時にコルチゾールは一気に上昇し、ストレスに反応します。
起きただけでこんなに上昇するなら、過度なストレスの時はものすごい反応なんでしょう。
ちなみにコルチゾール分泌の上昇が続いてしまい、副腎が疲れてしまった状態を副腎疲労という。副腎疲労の症状としては、イライラ、不安感やうつ、塩分や砂糖を欲しがる、不眠、骨や筋肉減少などの症状が。
コルチゾール低値アジソン病、シーハン症候群、ACTH非産生性の下垂体腫瘍、下垂体性副腎皮質機能低下症、視床下部性副腎皮質機能低下症など。
コルチゾール高値クッシング病、クッシング症候群、異所性ACTH産生腫瘍、異所性CRH産生腫瘍、など。
アレルギーなどで合成ステロイドを使用すると、コルチゾール分泌が低下する副作用。
副腎アンドロゲン
男性:生殖器の発達・維持機能、
女性:恥毛(ちもう:陰毛)、腋毛(わきげ)の発生。
副腎アンドロゲンは末梢でテストステロンやエストロゲンに変換されて作用
低値でアジソン病
高値でクッシング病など
ついでに
副腎に良い食べ物:濃い緑の野菜、ヒマラヤソルト、乳酸菌を含むもの など
避けたほうがいいもの:カフェイン、白砂糖、精製穀物、トランスファット