山田の張り子の出来るまで その6 着彩、完成 | 張り子人形のやま

張り子人形のやま

張り子人形と、紙を主な素材とした立体抽象作品を制作しています。


山田明香のブログ-小鳥さん
4×20×16cm


前回で出来上がった張り子の素体に色を塗ります。

伝統的な張り子では、胡粉という、貝殻から作った下地を塗り、その上から顔料で色付けをしていきますが、

私はジェッソで下地を塗り、アクリル絵の具で色付けをしています。



山田明香のブログ-小鳥さん2
上から図



山田明香のブログ-小鳥さん3
下から図



山田明香のブログ-小鳥4


山田明香のブログ-小鳥5

空を高く飛ぶ鳥を眺めるときの様な開放的な喜びを表現するため、また、表も裏も同じだと面白くないので、羽根の裏側に花を散らし、腹の部分に雲の浮かぶ青空を描いてみました。

全体的にカラフルな子です。



山田明香のブログ-小鳥6

山田の張り子は以上のような工程で制作しております。

完成するまで大変時間が掛かってしまいましたが、実際に手を掛けている時間は、この鳥で合計7時間位だと思います。

技術も能率も、もっと上げていきたいところです。