「カエル少年失踪殺人事件」 と、奇妙な名前が付いてるが…

 

これは、韓国の大邱広域市 (テグコウイキシ)で実際に起きた未解決事件である。

 

 

最初、タイトルだけで カエル男が殺人を起こす邦画 「ミュージアム」を思い出した オッサンでした。 

 

 

 

1991年。

「カエルを取りに行く」と出て行ったきり、5人の小学生が行方不明となります。(実際は、オオサンンショウウオのことだったらしいが、間違って伝わった。)

地元の人が、少年が山に向かって行くのを見たのが最後。
 

 

 

 

 

警察や軍による大捜索にも関わらず、失踪した少年たちの手がかりは何ひとつ掴めませんでした。

 

 

11年後の2002年…

山に来ていたハイキング客が、偶然 白骨化した遺体を発見します。

 

 

警察は当初、死因は遭難による低体温症としたものの、検死の結果、他殺である事が判明。

5人中3人は、鈍器による頭蓋骨への外傷。 2人は ショットガンで撃たれていた事が判った。

 

 

 

 

 

近くに軍の射撃場があることから、何らかの関与も疑われたのですが…

 

 

発生から11年経過した事件であるため、結局 有力な手がかりは見つからず…

2006年に時効を迎え、未解決事件となりました。

 

 

 

 

 

 

ここからは、映画の話。(ネタバレ注意)

 

 

テレビ局員の主人公が、本社復帰への利用に 事件の真相を追いかけるという、サスペンス仕立て。

 

当初、大学教授の推理で 失踪した少年の親を疑い、家宅捜査に持ち込みますが… 証拠は出ず。 指揮を取った教授は糾弾され、社会的責任をとらされます。

 

 

 

 

 

本人も本社に戻り、時は流れ…

山中で白骨死体が発見された事を知り、現場へ駆けつけます。

 

 

そして、当時知り合った担当刑事から、被害者自宅付近にいた不審車両の話を聞き、単独で容疑者宅へ。

(これは警察がやればいいのでは? 危険すぎるだろ。)

 

そして、自分の娘にまで危険が迫ります。

 

最後に、その犯人…精肉作業員の男と対峙するのですが…

証拠はあるのか? と、男は嘲笑います。

 

 

 

 

 

勿論、親の犯人説や 精肉作業員の犯人像というのは映画用のストーリー。

実際には、そんな話は出てきてません。

 

 

作品のラストシーンで、

被害者の親が、ある告白をするのですが…

 

それが、辛いね。

 

 

 

オッサンも、父親二年目ですが… 娘を失う気持ちなど、想像も出来ません。

 

この映画は、“親と子”の話なのでした。

 

 

 

 

 

 

今日、親父に 大切な話をしました。

 

オッサンの病状を詳しく話し、もしもの時には(そうならない様に気をつけますが)、娘が困ることの無いようにしてやって欲しいと頼んでおきました。

 

オッサンにとって、娘は何よりも大切だからです。

 

 

同時に、仮の話しとはいえ、息子からそんな話を聞く 親父も辛かったかも知れません。

 

 

 

 

娘の為に、親父は苺を買ってくれました。

 

最後に別れるとき、オッサンは言いました。

 

「親父さん。 また『007』を見に行こう。」