我が家の10歳の息子の誕生日会でのこと。

「呼びたい女の子が1人いるんだけど。」
と、本人自ら打ち明けた。

ええっ!(母、心の叫び)

早まる胸の鼓動を押さえつつ、何気ないそぶりで訊いてみる。

「どうして? いつも男の子ばっかりだったじゃない。
 その子は、スペシャルなの?」

「うん」

「どういうふうに?」

何気ないやり取りの中にも、母としての複雑な思いがを読み取って
もらえる?

今まで、
何の疑いも無く息子にとって「スペシャル」だと思い続けていた母の座。
その座から、引きずり落とされるこの瞬間。

ああ、2ケタ(10歳)になったとたん、我が息子は「大人の階段」を
登っていく。(そう、シンデレラさ♪)

誕生会に呼びたいだなんて、彼女(候補)の出現とは!

こんな日が、いつか来るとは思ってはいたけれど、
まだトイレのドアを開けっ放しで用は足してるし、
半分に割ったドーナツが「やれ大きい、小さい」などと、
弟とケンカしているくらいだから、

もっと先のことだと思っていたのに、ああ、母心は複雑。

そう言えば、
最近「マミー(ママ)」と言わずに、「マム(母さん)」
っていうようになったし。

(おかげで、7歳(当時)の息子もマネして「マム」って
 呼ぶようになっちゃったし)
(だけど、こいつの場合は兄ちゃんのマネマネ要素が大なので、
 8歳になった今でも、時々気が緩むのか、うっかり「マミー♡」
 と呼んでくれたりする)

それはそうと、母たるもの。
ここは頭をすっぱり切り替えて、息子の小さな門出を祝ってあげよう。

そして、
未来の嫁かもしれない女の子をとびっきりのウェルカムハグで、
迎えてあげようではないか。(ウェルカムキックじゃないよ)

えらいな、自分。。。。。

そうなったら、もう見たこともないその子を勝手に想像して、
母の妄想は膨らむ膨らむ。

なんでも、
その子はクリスティンという名前の同じクラスの女の子だそうだ。

私の頭の中には、私好みの女の子像が勝手に広がっていく。。。

「母さん、あのね、
 クリスティンは男の中で女が一人でもだいじょぶって言ってたよ」

「あっそう。。。(まだ、妄想中)」

息子のこの一言が、初対面時の衝撃の伏線になろうとは知る由もない
私だった。