こんにちは、スタッフの森實です。
金木犀の香りがどこからともなく漂ってくる季節ですね。毎年、ほんのひとときの楽しみになりますが、この香りで秋の深まりを感じます。
朝晩の冷え込みも日ごとに増してきて日中でも寒さを感じることが多くなってきましたね。
この時期は、冷えから血の巡りが滞り、気の流れも乱れやすく免疫力の低下に繋がりやすくなります。
また、1日の気温差が大きいとさらに身体のバランスを崩しやすくなりますので注意が必要です。
東洋医学では冬に配当される五臓は腎、五色は黒とされています。腎は生命力の源ともいわれ、成長や老化、生殖機能などを司る大切な五臓です。寒は、好んで腎を冒すと言われていますので、冬は「腎」を養う食材の黒豆・黒ゴマ・ひじきなどの黒い食材を積極的に食事に取り入れてみるのも良いかと思います。
腎が弱ると、お腹に熱をとどめておく力が低下し下半身の冷えや上半身のほてりが起こりやすくなります。冬場の養生のとして膝下を温めている方も多いかと思いますが、この部位には大切なツボがたくさんあります。膝下を温めることで全身の血行促進と冷え予防につながります。
少し懐かしい話ですが、かつて女子高生の間で流行したルーズソックスは、実は理にかなった防寒アイテムだったのですね。
足首を締め付けず、ふくらはぎまでしっかり温めてくれ、冷えから身体を守る優れものだった訳です。流行りの一端ではありましたが結果的に「第2の心臓」といわれるふくらはぎを守っていたのですね。
昨今、ルーズソックスはあまり見かけなくなりましたが…私は、薬局で購入したレッグウォーマーなどで代用しております。
冷えや季節の変わり目に感じる冷えやちょっとした不調なども、お気軽にご相談くださいね。