個人鑑定始めました
メニューはこちら


メルマガ始めました
登録などはこちら

{93BCAB92-F639-4252-870C-5CFB90957707}



前記事


K君と一緒に行っていたバイト先ですが、後から入ってきたY子さんというおそらく当時30代前半くらいの女性がいました。


Y子さんは割りとおっちょこちょいな方で、仕事でも色々とやらかしたり従業員同士のコミュニケーションもすれ違いが多く誤解を与えてしまいがちなタイプでした。


反面、お喋りでフレンドリーなタイプだったので学生だった僕たちとは打ち解け、Y子さんが車を持っていたのでたまにドライブしたりしていました。


そこである日事件が起きます。

何時ものようにK君が僕の部屋に遊びに来た時に告白された事

それは...

「Y子さんとセックスをした」

という事でした。

それを聞いた僕は身体がふわ〜っとなり、現実感覚がなくなり生きた心地がしないくらいになりました。


その時K君の事を好きだという事は分かっていましたが、そこまでショックを受けたというのは、今思い返せばバンドに始まり、クラブにバイトと僕と多くの時間を共にしてくれている中でいつしか一方的に恋人気分になっていたのかもしれません。


これまでも勿論誰かを好きになる事はあって、でも気持ちを伝える事すら難しかったのでセクシャリティの壁というのは感じていましたが、そこで改めて生々しい相手の性体験を突き付けられることにより、自分のセクシャリティが現実においてどういう影響を及ぼすのかを実感し、越えられない壁というのを改めて認識させられた出来事でした。



例えるなら普段から仲良くしていて、密かに恋心寄せていた人、もしかしたらお付き合いなんてのもあり?

と思っていた人から急に結婚報告を受けるような、勝手に恋人がいないと思っていて、恋人発覚を飛び越えて結婚報告を受けてスーパーショック。


みたいな笑



近いと思っていた存在が急に遠い世界にいるように感じられました。


そのまま2人は付き合う事になりました。


K君とはそれがきかっけで、というわけではなかったと思いますが、ヴォーカルの卒業や、別のメンバーとのいざこざが波及して後々最終的には別々のバンドで活動をする事になりました。


クラブは変わらず一緒でしたが、話す事はなくなり、付き合った2人がどうなったかは知りません。


高校生活ではより今までよりもセクシャルマイノリティである自分という立場を、現場を通して感じる事が多かったように思います。


高校生活の中ではK君以外にも勿論片思いは沢山したし、逆を言えば片思いする事しかできなかった。

でも、高校生活自体はやりたい事が見つかり、それを沢山できて、しかも好き放題していただけなのにクラスメイトや担任の先生からも支持して貰えたり、中学生時代とは打って変わって本当に楽しい時期でした。


そして次は地元和歌山を離れ、舞台は大学進学の為京都へと移ります。


しかし高校生活までは自分の中におけるセクシャリティのほんの序章。


京都での大学生活という事で親元を離れ、全く新しい人間関係、環境の中で本当の自分へと出会っていきます。


ここからが僕のセクシャリティの本当の幕開けとなっていきます。


続きます。



4月のイベント
天秤座の満月会 4/11(火) 19:00~

牡牛座の新月会 4/26(水) 19:00〜
シェアリング 4/4,18(火) 19:00~
詳細はこちら

レンタルサロンやってます!

プライベートレンタルサロンFortune