先月末から今月にかけて伊泉先生のウェイトの小アルカナ講座に行って来ました。

するとね...


















目から鱗でした






もうね、世の中出回ってる我が物顔してるカード情報嘘八百ですわ。


っていうのは今回は伊泉先生なので歴史的な観点から、作者であるウェイトと絵を書いたパメラ目線での解説を聞いてそう思いました。

よくよく考えれば当たり前なんですが、巷に出ているタロット本は沢山あって、どれにしよ〜、って迷ってその本を読んで、そして別の本を読んで〜、ってしているよりもそのカードを作った人がなんて言っているか、そのカードにどういった意味を込めているか、という事をまずは知るべきなんですよね。

当たり前過ぎて当たり前なんですが、まあやはり製作者目線での文献が日本ではない事(僕の知る限りでは)が大きいですよね。

なので今回の講座はかなり衝撃的でした。


タロットと生命の樹と占星術が相互に対応させる考え方がありますが、僕は考え方に当てはめる事ができる〜、くらいに思ってたけど、なんとタロットは生命の樹と占星術をベースに作られたという事を知ってビックリしました!

当てはめられるどころか、そっから来てるんやから当たり前やん、っていう話しなんですよね。


そして嘘八百っていうのは、巷で当たり前になっているカードの解釈が、


そんな事製作者は言ってませんけど


っていう事が結構あったんです。


「いや、でもこのカードは....」

とか反論も何も製作者が意図してない事はしてない、伝言ゲームのようにどこかで尾ひれはひれついて1人歩きしてるカードが、勿論全てではないですが僕が認識している解釈と作者が意図した解釈の相違がいくつかありました。


伊泉先生も講座でおっしゃられていましたが、占い師っていうのは当てたいとかいう欲が出たりだとか、自分独自の解釈をあたかも自分だけが知っているかのような風に披露したかったりだとか、そういうので本来のカードとは違う解釈を加えられたりしているんだろうな〜、と思いました。

まあ相違のカードはまああれとして、占星術から来ているという事は僕もかじっている身として興味深かったです。

理解が深まったカードを1つ例に。


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ご覧の通りワンドの2です。

このカード、タイトルを付けるとしたらなんて付けますか?
僕は講座後からこのカードのタイトルは「悲愴」とか、そんな感じになります。

すっごい浅読みだと、男が高い所から見下ろし、或いは地球儀のようなものを持っている事から、高い所から次の展望を見ているとか、広い世界を見られるようになるとか、そんなとこでしょうか。

次にちょい深く読むと、この男がいる所がポイントですね。

描かれている形からして庶民の家ではなく城ですね。
城なので何かを支配しているとか、何かを手に入れている事が伺えます。

つまり何かを手に入れて、でもそこに甘んじる事なく次の展開を見ているとか、そこを手に入れたからこそ広い世界、視野を持つ事ができるとかでしょうか。

ポジティブな感じがしますが、ここから製作者の記した意味を知ると一気にネガティヴな感じの印象に逆転します。

意味を僕的に訳して簡単に言うと、なんでこの男は次を見ているのかというと、この城を支配したけど、思ったのとなんか違うかった、或いは手中に収めたのでもうそこにかける情熱は残ってないので次を見ている、カードなんです。

こう見ると一気にネガティヴな感じに思えませんか?

占星術で見るとまたまた納得です。

このカードは牡羊座×火星に対応するカードですが、簡単に言うと牡羊座はストレートで周囲に脇目もふらずに進むパワフルな性質で、火星は突破する力みたいなもんを表す天体です。
物事突破するには寄り道拡散するよりも、真っ直ぐそこに集中的に進むエネルギーが効果的なので、火星にとって牡羊座の性質が加わると滅茶苦茶強力な猪突猛進型のエネルギーになるんです。(占星術的には火星は本来のサインにいるのでポテンシャルアップアップなんですよね)
その代わり牡羊座は持久力がないのでその強力なエネルギーは長続きはしません。

これをカードでイメージすると、城を手に入れる為に欲しいのはこれだと思い、多少強引な手で城を手に入れたものの、手に入れたら入れたで燃え尽きてしまって、次を見ている。
って感じになるわけですよね。


例で恋愛最中のカップルで、未来に出た場合を見てみましょう。

浅い読みの場合
未来はこのまま行くとある段階、次のステップに進み、そして次の展開を広い視野で見れたり、2人の世界が広がっていきますよ。

とでもなりましょうか。

どちらかというとポジティブですよね。



深く読めた場合

未来は2人共脇目もふらずにお互い情熱的になれず燃え上りますが、残念ながらあまり長続きはしないでしょう。
次の新しい展開を考える事になりそうです。

とでもなりましょうか。

読みが180度違っちゃいますね。

どちらかと言えば別れの暗示です。


とまあ、描かれてる背景を知るとこんな感じになるという一例です。
面白いですね。

まあでもウェイトさんも言ってるらしいですが、最終的には好きに読め、という事らしいです笑
僕もそう思います笑

だけどせっかくウェイトタロットをやるなら背景まで読み込むのが醍醐味だと思うし、実際細かい象徴なども沢山書き込まれているので、そこを追求していかないとウェイトタロットをやる意味がないな〜、とも思います。

エネルギー的にもカードには製作者の意図がこもったエネルギーが勿論入っているはずだし、実際のリーディングではそのエネルギーが引き合って展開されると思うので、やはり重要な事でしょう。

タロットカード、知れば知る程面白いですよね〜



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