夜行列車はそれなりに快適でした。
一昔前は夜行移動で寝台を選ぶなんて自分には考えられなかったですが、
時は流れに流れ、気づくとすでにアラフォーの身。
これぐらいの贅沢は許してもいいんじゃないですかね。
朝9時。
朝ごはんが配給されました。
列車の窓ガラスが汚すぎて、世界がくすんでます。
11時、アスワンに到着。ちゃんとガイドが迎えに来てくれていました。
先にホテルにチェックインして他のツアー客が到着するまで待つとの事。
駅から徒歩圏内の"Nuba Nile"にチェックイン。
バックパッカーには必要十分だけど、普通の日本人観光客にはキツいかも。
ツアー出発は14時と言うので、何か食べておこうとすぐ近くのピザ屋さんへ。
適当に頼んだら巨大なピザがでてきました。昼夜に分けて片付ける事に。
ツアーが出発し、まず向かったのは古代の石切り場。
ここにあるのが切りかけのオベリスク(記念碑)。その長さ42m、重さ1168トン。
石に切り込みを入れて木のくさびを打ち込み、そのくさびを水で濡らして膨張させる事で
巨大な石を切り出していたのだとか。これぞ人類の叡智。
続いて向かうのはアスワンダム。
毎夏氾濫するナイル川をコントロールするため、1902年に作られた世界最大のダムでした。
しかし結局これでは役不足だったようで、すぐ近くに作られたのがアスワンハイダム。
幅は3600m、高さ111mという巨大なダムです。
1970年にソ連の協力のもと造られました。
もはやダムというより、ただの湖にしか見えません。
近くにはハイダム完成記念塔もあり、資料が展示されています。
ダム好きにはたまらないだろうけど、普通の観光客にはピンとこないかも。
次はボートに乗り換えて、イシス神殿に向かいます。
元々はフィラエ島にあり、フィラエ神殿とも呼ばれていました。
しかしアスワンハイダムができて水没する事になり、現在の場所であるアギルキア島に
移転されることになりました。
数分で到着。立派な神殿です。
中には多くのレリーフが残されています。
神話では、イシス神がホルス神を生んだ島がフィラエ島だったようです。
以上でアスワンのツアーは終了。
明日は早いので、早々に休んで備えます。