先日、腰痛の治療のご依頼で
来院された男性の方が、
1週間ほど前に足の小指を、
家の中で思いっきりぶつけちゃった~
とおっしゃってました。
動かない、歩けないわけではない、
とは言うものの、
足の指は、骨が小さいし、
そんなに大きく動かす部分じゃないし、
骨にヒビが入ったり多少折れてても、
ギブスを大々的につけて保護しにくい部分です。
骨にヒビが入ってる程度なら、
そのままそぉ~と治るのを待つようなケアに
なるかもしれないんだけど、
(以前、私が足の親指の骨にヒビ入った時はそんなケアでした)
腫れてるし、皮膚の色も紫色だし、
レントゲンだけでも撮りに
病院へ行ってみてくださいね。
ってお伝えしたら、
翌週、その方が再び来院されたときに、
やっぱり、骨、折れてたよ~
整形外科受診してよかった~
アドバイスありがと~!
というご報告をいただきました。
はぁぅっ
骨折でしたかっ
そんな会話をしたのですが、
東洋医学では、
足の小指は、腰とのつながりが強いとされています。
(いわゆる経絡と呼ばれるからだのルート)
たとえば、腰を傷めると
太ももの裏側、ふくらはぎ、足の小指方面に向かって
しびれ感や症状が現れたり、
足の小指を傷めた後は、
腰の違和感やツッパリ感、痛みとして
現れる場合もあるのです。
定期的に来院されてる方なので、
「腰痛」の治療のご依頼はめずらしいし、
すでに足の小指が腫れていたので、
なんだか変だな~と気付けた症例でした。
その数日後、今度は別の女性の方で、
転んで足をめちゃくちゃ強くぶつけた。
そこが階段だったからか、
ぶつけた足の骨がデコボコになってる気がする。
という方がいらっしゃって、
診させていただいたら、
確かに足の骨が通常の形ではなさそうなのが、
目で見ても分かるし、
触診すると痛みを感じる状態でした。
痛みもあるようだし、
骨の形も不自然さがあるし、
レントゲンだけでも撮りに
病院へ行ってみてくださいね。
とお伝えしたら、
もう1週間以上経つし、
病院行くのめんどくさいから、
歩けなくなったら行くわ~。
というお答えでした。
はぁぅっ今、行こうよ
骨ってズレてくっついたらそのまんまだよ
今、病院(整形外科)へいって、
せめてレントゲンだけでも撮ってもらうことの
メリットをご提案したけど・・・
病院に行くのが
めんどくさいから行かない。
・・・とのことでした。
え~だって、美容関係には、
時間もお金もめっちゃ使って
通ってるじゃないですかぃ
・・・ってツッコミいれたくなりましたが、
この方は、いつも、自分自身が
「大変な目にあってる」状態を作って、
それを放置して、常に痛みを周囲に訴えて、
人から気にかけられて、心配されて、
「大変ですね」「かわいそう」「大丈夫?」と
言ってほしい願望が強いタイプの方で、
「治療をしてしっかり治す」アクションよりも、
そっちの方が重要、という方なので、
長年、鍼灸治療のご依頼をいただいてきましたが、
1回も「治った!」と言われた試しがないのが残念。
私が鍼灸治療をする意味がないし、
できることがそもそもないのです。。。
鍼灸師が「診断名」を出すわけにはいかないし、
この場合、鍼灸治療の適応外だしな~・・・
今後、その方を診させていただくことは、
あまりないと思うのだけど、
全身の体重を受ける足の骨の状態が、
これからの月日の流れで、
変形や合併症状などを
起こさなければいいな、
と、思った臨床ケースでした。
せめてもと、私にできることは、
もっと、ご自身の
からだとココロを
大事にしてあげて
そう願いを込めて
お祈りすることだけでした。
この時季、寒さでからだが縮こまって、
うごきづらくなっています。
さらに、慌ただしさからの不注意で
怪我をされる方もいらっしゃいます。
気を付ける、というのは基本だけど、
もしも、ケガや体調不良を自覚された時に、
ちょっとおかしいな?怪しいな?と
思った時は、
病院で検査を受けるなど、
適切な対応をしていきましょう!
また、ケガや風邪の治りかけ、疲労などが、
からだのバランスの歪みとなって、
「コリ」やひきつれ感、痛みの症状が
現れたものなどについては、
もちろん、鍼灸治療の適応症状です。
回復力や免疫力をアップして、
すこやかで軽やかなコンディションに整えて
元気パワーをいっぱいチャージしましょう!
1年間、がんばってきた、からだとココロに、
ありがとう~!
来年もよろしくね!
そんな気持ちを込めて、
からだメンテナンスしてまいりましょうね!
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ステキな週末になりますように!