最近、重いものを運ぶことが続いてるのと、

 

 

 

インターネットでの

動画配信で講習を受けるのが続き、

(最近、講習会に行くだけではなく、

インターネット配信による講習も増えていて、

メールや動画をもとに自分でワークをして

その結果をメールで送るという講習を受けているのデス。)

 

 

 

 

さらに朝晩、寒くなってきて、

足腰冷えちゃうし、

 

 

 

そんなの繰り返してたら、

先週末あたりから

左の腰が重だるく感じるようになってきました。

 

 

 

 

 

 

腰の鍼灸治療は、

鍼灸師といえども自分の治療はできない汗

だって、背中とかに手が届かなくて鍼灸できないんだもん笑い泣き

 

 

 

 

 

 

 

・・・という、鍼灸師ならではの弱点があるため(笑)、

あまり重症化すると、自分で対応できないのです。

 

 

 

 

 

 

これは早めに対処しないとなー・・・

って思ってるうちに、

 

 

 

昨夜はついに左の足がやや動かしづらくなるほど

背中から腰にかけて痛くなっちゃいました。

 

 

 

 

 

慌てて、腰の周辺に鍼をしたんだけど、

 

 

 

結構、広範囲にわたって

筋肉が引きつれてしまっていて、

 

 

 

そこに鍼をして筋肉がゆるまると、

 

 

 

その近くの別の場所に

筋肉の引きつれが出現してきて、

 

 

 

 

追いかけっこが終わらない状態にあせる

しかも、自分で自分の腰に鍼するって、

体勢にも無理があるし・・・

 

 

 

 

 

 

 

結局やっぱり、痛いところだけをいじっても、

全然、改善した感じがなかったですあせる

 

 

 

 

 

 

 

普段、お仕事で鍼灸治療するときには

こういうやり方はゼッタイしないんです。

 

でも自分で人体実験していろんなやり方を試してみて、

「効かない鍼のやり方ってほんとダメだなー」って

理解しとくっていうの、大事なんですよね。

 

 

 

 

 

疲労や筋肉の緊張から

からだ全体のバランスが崩れて、

からだの歪みが「腰痛」というカタチで現れてるので、

 

 

 

表面(症状)だけをなんとかしよう、っていうのが

そもそも間違いなんですよね。

 

 

 

 

 

 

その証拠に、

 

 

 

昨日、腰だけの鍼灸治療をして、

痛みがまだ残っている状態で、

 

 

 

今日、足の長さを写真に撮ってみました。

 

 

 

 

左右のかかとのズレに注目デス。

DSC_1754.JPG

腰が痛いからって、腰に鍼しても、

痛みはとれないし、足の長さはズレてるし、

全然効いてない証拠みたいなもんですね(笑)

 

 

 

 

 

真上から撮影してみると、より分かりやすい?

左の腰が痛いのもあるんだけど(筋肉が引きつれてる)、

左足の方が右に比べて短いです。

DSC_1753.JPG

 

 

 

 

鍼灸治療は、

本人の体調と体質を診断するところから

治療が始まります。

 

 

 

体調や体質はみんなそれぞれ違うので、

からだのバランスが崩れやすくなる原因も

不調によって影響が現れるところも違います。

 

 

 

そのバランスを整えることで、

からだの根本的な歪みや不調を取って、

さらに「症状」として現れた

ひずみを整えていくのです。

 

 

 

 

 

 

そんな鍼灸治療において、

 

 

 

 

からだのバランスを整えるツボは

厳選された1点のみ。

 

 

 

 

 

ちなみに鍼灸師は、

この鍼ができるようになるための技術を、

お金も時間も労力も使って、

徹底的に磨き上げます。

 

 

 

 

 

それは治療を受けていただく方の

からだの回復力を底上げして、

からだのバランスをととのえて、

症状を改善していくベースをつくる、

大事な最初の一手だから!

 

 

 

 

 

それほど、この鍼を打てるようになることは、

 

 

 

からだにとって、

基礎工事的な意味があるので、

 

 

 

治療の一番大事な部分を

支えることに繋がっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに私の場合、

根本的なからだの歪みを整えるツボは、

足の親指でした。

(人によってツボの位置は膝や腕など違います)

 

 

 

 

 

左の足の親指のつけ根に鍼をしてるけど、

ほとんど「当ててるだけ」の鍼なので、

外れないようにメディカルテープで固定してます。

 

 

 

 

 

一見、なんてことない鍼だけど、

 

 

 

本気の鍼灸治療では、

 

 

 

この鍼が治療の行方を決める!

 

 

 

 

と言っても過言ではない、

大事な、大事な、一手なのですよ~。

DSC_1756.JPG

 

 

 

左右のかかとに注目してもらうと、

ピッタリ揃ってるのがわかりますか?

DSC_1755.JPG

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに鍼する前と後では、

かかとからつま先までの

左右の開き(Vの字)にも違いがあります。

 

 

 

 

 

 

鍼する前↓

  IMG_20191213_113535.jpg

 

 

 

鍼した後↓

IMG_20191213_113611.jpg

鍼した後の方が↑

かかとからつま先までの、 

Vの字の開きが左右均等になっていて、

左右のバランスが取れてるのがわかりますか?

 

 

 

 

実際の鍼灸治療では、

人によって足の長さのズレがもっと大きい方や、

Vの字の開きが大きく違う方もいらっしゃいます。

 

 

 

そういう方々は、

それだけ腰痛や肩のコリでも、

より強く不調を感じられるようです。

 

 

 

 

からだの左右バランスは、

全身に影響するので、

その時々で現れる症状とともに、

しっかりケアしていきたいポイントです。

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、改めて自分自身に

「本気の鍼」をしてみることで、

 

 

 

ちゃんと真面目に鍼灸治療をやって、

からだのベースを整えたうえで、

腰の痛みに対処するのが、

 

 

 

一見遠回りのように感じるけど、

腰痛治療の一番の近道だなー

反省したのでした。

 

 

 

 

とりあえず、セルフメンテで対処できる範囲で、

なんとか腰痛は治まりかけてるけど、

 

 

 

 

師走の慌ただしい時期。

 

 

 

 

わたしだって腰痛になるさー(笑)

 

 

 

 

あんまりひどくならないうちに←ココ重要☆

私も鍼灸の先生に診てもらいにいこうかな。

(ゆっくり寝ている状態で鍼灸治療してもらうの、

大事にケアしてもらってるって感じがして好きなんですラブラブ)

 

 

 

 

とある鍼灸師の舞台裏的な

鍼灸治療のお話でした。

 

 

 

 

12月を元気に過ごすためにも、

からだとココロをあたたかく

大事にしてあげましょうね~