ちょっと前なのですが、
仕事が連日続き、
疲労困憊しきった方の
治療の時のお話デス
私の友人(女性)が、
10日連続出勤とかが続き、
帰宅時間も終電ギリギリ・・・という、
かなりハードスケジュールで、
やっと時間を作って
鍼灸治療を受けに来た時のこと・・・
この友人のような体調の場合、
鍼灸治療するのはいいんだけど、
疲労がピークに達していて、
呼吸も小さくて浅くなってるし、
手先や足先が冷たくなっていて、
血行不良もあるし、
寝たいけど、頭が冴えてしまって眠れず、
心身の緊張状態が続いてしまっていて、
回復力が低下しているような状況でした
そういう時の鍼灸治療は、
なるべく鍼の数を少なくして、
鍼やお灸の刺激量も加減しながら
慎重に行う必要があるんです
刺激が強すぎたりすると、
からだがそれを受け止めきれず、
治療によってからだを疲れさせてしまう
可能性があるから。
でも、今回は治療の途中から、
手足が暖かくなってきた~
からだがゆるんできたのを感じる
・・・って本人から話してくれて、
治療後半は少し笑顔も出て来て
リラックスしながら受けてもらえたようでした
このからだの変化は一体、何
・・・と友人から質問を受けたので、
連日の戦いに疲れ果てた「勇者」に、
友人のことをたとえて、
「銀の剣(つるぎ)」を
鍼灸治療の比喩にして、
からだの細胞隅々まで活力がいきわたり
回復に向かう様子を・・・
風の谷のナウシカや
その他いろんなアニメのシーンを
引用して答えてみました
疲労困憊したところからの回復
↑これらのコマひとつひとつのシーンを
治療を受けている友人のベッドサイドで
私が実際に演じてました
私:そんな感じでからだが回復してる感じかな~
友人:私のからだの中にキャラ多過ぎでしょ(笑)
この光景は、鍼灸治療としては
まれなケースになります
ちなみに普段の鍼灸治療では、
からだの中でどんなことが起きてるかを
ご説明するときに、
仮想のキャラクターを使うのは、
・・・なるべく抑えてます(笑)
でも、からだを診断していると、
あ、からだのこの部分が今、
こんな風にアピールしてきているなぁ
・・・というのが映像として
イメージされてくることがあるのデス
それをどう伝えるのか
悩んだりすることも
でも、必ずしも伝える必要ないかもと
悩むこともあるし・・・
まさに、頭の中が一瞬、
すんのかい、せんのかい、
すんのかい、せんのかい、
・・・の世界です(笑)
鍼灸治療や東洋医学の世界は
イマジネーションを持つということが
とても大事なところがあるので、
ある意味では
必要なスキルですけどね
週の始まりにマニアックなお話でした
ステキな一週間になりますように