楽鍼塾~ライフワーク鍼灸道を極めよう! -2ページ目

脳の可塑性

いつもありがとうございます

鍼灸三つの志の実現を目指す藤田勇@鍼灸道師範代です。


一昔前、医学界では脳の局在論があたりまえでした。


視覚野、聴覚野、運動野など、脳のどこの領域が、どの情報を処理しているか決まっていて、その領域に損傷をうけると、回復はできないと考えられていました。


ところが、脳はそんな柔軟性のないものではなく、いくらでも変化することができるのです。


これを脳の可塑性と呼びます。


脳は奇跡を起こす/ノーマン ドイジ

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この本の中には、脳が生まれつき半分しか無い少女が、ある程度の障害があるけども、人として問題なく日常生活をおくっている話が出てきます。


また、ある実験の逸話が載っています。


一般の被験者を、視覚が完全に遮られた状態にして数日経過させると、脳の視覚領域が、触覚からの情報を処理するようになったそうです。


この逸話を読んで思いだしたのが、私の尊敬・目標とする松本岐子先生の師匠である、長野潔先生です。


長野潔先生は視覚に障害のある方でした。


脈診を得意とする先生で、脈を見ただけでコレステロールが高いことや、妊娠したことを的確に言い当てた等々、多くの逸話がある先生です。


長野先生は、脈診習得に血のにじむ様な努力をしたそうです。


私は、それに加え視覚に障害があったために触覚からの情報を、常人にはまね出来ないほど多量に処理できる脳を獲得できたためだと考えています。


サルに指先を強制的に多用させる実験では、実験後、サルの脳にある指先をつかさどる領域が大きくなっていることが確認されています。


脳は使えば使うほど、その使用した領域が大きくなり、処理することのできる情報がふえてゆきます


そして、ある段階から、その領域内の神経ニューロンが高性能になって、さらに処理能力がアップするそうです。


量から質への転換です。


この脳の可塑性には年齢の制限がないため、何歳になっても使うことによって脳は変化し、逆に使わないとどんどん衰えてゆきます。


人は何歳になっても、変化、進化、成長できるということですね。


鍼灸道五ヶ条その① につながってきて、嬉しくなります。



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究極の鍛錬~鍼灸界のイチローをめざすあなたへ~

いつもありがとうございます

鍼灸三つの志の実現を目指す藤田勇@鍼灸道師範代です。


好き嫌いは別として、野球に興味がない人でも、イチローと聞いたら、スゴイ人!と思うことでしょう。


今回紹介する究極の鍛錬を読んだ時、真っ先に頭に浮かんだのがイチローでした。


私を含め凡人が、日々の積み重ねで到達できるレベルと、一流と言われる人たちが、日々の積み重ねで到達できるレベルに、どうして大きな差があるのか。


本書は、そこのところを明らかにしてくれています。


究極の鍛錬/ジョフ・コルヴァン

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その道で高いレベルまで到達するのに、生まれつきの能力は重要な要素ではないと、この本には書かれています。


究極の鍛錬こそが、その人を高いレベルに引き上げるものなのだと。


生まれつきの才能は関係ない?!


鍼灸の名人をめざすものにとって、とても勇気づけられる言葉です。


では、その究極の鍛錬とは何か?


ここでは、本書に紹介されている、究極の鍛錬にみられる特徴的な要素について、少し紹介したいと思います。


五つの要素があります。


①実績向上のために特別に考案されている


②何度も繰り返すことができる


③結果に関し継続的にフィードバックを受ける


④知的な活動でも肉体的な活動でも、精神的にはとてもつらい


⑤あまりおもしろくない


この中で、①が一番重要な要素になってきます。


本書では、ゴルフを例にして説明しています。


素人が一人でゴルフの打ちっぱなしで、ただ二時間汗を流しても大した鍛錬にはなっていない。


ゴルフを上達するために必要な要素は、長年研究をされてきていて、その部分の指摘をコーチに受けながら練習をしていくことが重要である。


鍼灸に置き換えてみましょう。


漫然と臨床をしていたのでは、ゴルフの打ちっぱなしと同じになってしまいます。


治療のどの部分に、どの過程に、どの要素に目をつけ、トライ&エラーをして、フィードバックを積み重ね、レベルを向上させていくか。


伝統というものは、そこの部分を、先人たちの経験をもとに明白にされているものなのでしょう。


一人で成長していくよりも、


師匠から型を教わり、守・破・離と成長していく方が、効率的なのはこのためです。


この点、天才は一人でも究極の鍛錬をして、一人で高いレベルに到達するのでしょう。


天才である所以です。


私の知る範囲では、松本岐子先生や私の気功の師・福島先生もその範疇にはいっているといえます。


先生たちの入門のレベルから、現在のレベルに至るまでのストーリーを拝聴するとき、そこに究極の鍛練を見出だすことができます。


「なるほど、そうやって上達してきたのか」とまるで秘伝を覗きみた感じです。


究極の鍛錬という視点を持っていると、先人たちの上達の段階がクリアーに見えてきます。


鍼灸師として上達をのぞむなら、この究極の鍛錬という視点を、自分の中に持っておくべきです。


ぜひ、ご一読を!



追伸


今後、開催を予定している鍼灸道の勉強会でも、この究極の鍛練を取り入れた、鍼灸の上達法をお伝えしていこうと考えています。




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今年一年ありがとうございました。

いつもありがとうございます
鍼灸三つの志の実現を目指す藤田勇@鍼灸道師範代です。


このブログを通して、出会ったすべての方に感謝です!


来年は、もっと継続的に情報を発信していきたいと思います。


サボりがちのブログですが、これからもどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m