楽鍼塾~ライフワーク鍼灸道を極めよう! -5ページ目

日本の鍼灸の未来はどこへ向かう?

いつもありがとうございます。
鍼灸三つの志の実現を目指す藤田勇@鍼灸道師範代です

今夜はもうひとつ記事をアップしますね。

今日は、千葉で開かれた、全日本鍼灸学会関東支部大会に参加してきました。

テーマは日本鍼灸とは何か

中国から日本に入ってきて、鍼灸は日本独自の発展をしました。

その日本鍼灸の特徴とは何なのか、そのことについて、いろいろな立場の先生がその視点から発言をしました。

自分と同じような意見にはうなずきながら、違う意見には新しい視点に知的興奮を覚えながら聞いていました。

午前は臨床家の先生によるシンポジウムでした。

日本伝統鍼灸の立場から、経絡治療の戸ケ崎正男先生。

現代鍼灸の立場から、日本臨床鍼灸懇話会の鈴木信先生。

中医鍼灸の立場から、河原保裕先生。

そこに、埼玉医大の山口智先生と、学生時代の恩師でもある小川卓良先生。

そこで侃々諤々としたディスカッションが行われました。

時間が短くて消化不良の感があり、もっと長い時間をとって徹底的にやってほしいと感じました。

そして、その時は私も混ざりたいぐらいです。

さまざまな先生の発言の中で共通した点は、触るということでした。

日本の鍼灸は、腹診背候診などの診断の時も、鍼を刺すときにツボを決める時も、まず触ることが基本だということでした。

これは、私が中国に留学していた時に感じたことに合致します。

日本では事前に触診で細かくツボを探しますが、中国では鍼を刺してから、鍼でツボを探すのが一般的でした。

私が考える日本鍼灸の特徴とは、触れることを基本とし、日本人が持っている器用さ、繊細さを備えた鍼灸です。

午後の教育講演1では、鍼灸ジャーナリストの松田博公先生が、このあたりのことを、日本文化論の観点から話してくれました。

そのキーワードは、シンプルさ。

日本料理と中華料理を比較するとわかりやすいと思います。

日本料理は素材の味を重視し、いかにそれを活かした料理を作るかに力を注ぎます。

一方、中華料理は、さまざまな調味料を駆使し、味に膨らみをつけ独自のワールドを作り出します。

良い悪いではなく、それが特徴です。

シンプルさから本質に近づこうとする日本人の特質が、そのまま日本鍼灸の特徴にもなるわけです。

午後の教育講演2では、そんな日本鍼灸の特徴を無視して、自国の方法を国際標準にしようとしている中国の活動が報告されました。

演者は、東北大学の関隆志先生。

中国は現在、中医学をISOの規格にしようと動いています。

そこには、尖閣諸島問題とも相通じる、中国政府の覇権主義が見えてきます。

私は、中国に行って鍼灸を勉強して、中医鍼灸のすばらしさをこの目で見てきました。

しかし、

多様性を無視して、自国の思惑を押し通そうとする中国の一連の行動を私は認められません

日本や韓国の関係者が現在尽力をしているようですが、私たち日本の鍼灸師が、一人一人このことを認識し、自分に出来ることを考えなければいけないと思います。

自分が食っていくことも重要、

自分の腕を上げることも重要、

そして、こういった世界の話題に目を向けることも重要です。



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オフ会に参加して、ドラッカーを思う

いつもありがとうございます

鍼灸三つの志の実現を目指す藤田勇@鍼灸道師範代です


昨日、土曜の夜に、前橋のオフ会に行ってきました。


鍼灸道を極める



幹事はこのブログでも登場回数の多い宇野さん です。


朝ドラ のメンバーや、


以前宇野さんのセミナーでお会いした方、


その他アメブロで面識のある方、


初めてお会いした方と、


いろいろな業種の方とお会いし、話をすることができました。


鍼灸師は、割と狭い世界に生きることが多い人種です。いろんな業種の方達と交流をして、自分の世界を広げていく必要があると思います。


私自身、以前はほぼ鍼灸や中国拳法の世界にのみ生きるような人間でした。


しかし、それでは鍼灸師としての発展が望めないことを痛感し、いろいろな所に顔を出し、さまざまな人たちと交流するようになりました。


それにより、自分の視野も広がり、いろいろ気づくこともありました。


私たち鍼灸師は、殻に閉じこもらず、積極的に外の世界に出て行くべきです。


それが結果的に、自分の鍼灸の世界を広げることにもなるし、世間での鍼灸の広がりにもつながるのです。


真のマーケティングは顧客より生じるとはドラッカーの言葉です。


鍼灸師が鍼灸師サイドの目線だけでいてはいけないのです。


いろんな分野の人たちと交流することで、鍼灸師サイドの目線から抜け出ることが重要です。


などと、来週の朝ドラの予習もあり、オフ会に参加して思ったのでした。





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和算と東洋医学

こんにちは


鍼灸三つの志

☆鍼灸の地位向上 ☆鍼灸師の地位向上 ☆鍼灸師の実力向上

の実現を目指す


藤田勇@鍼灸道師範代です




歴史秘話ヒストリアという番組を知っていますか?


人間味あふれるエピソードが面白く、歴史上の人物たちがとても身近に感じられるので、好きな番組です。



最近見た回では、和算がテーマになっていて、その中に、関考和という人物が取り上げられていました。


他県の人にはピンと来ないかもしれませんが、我が群馬には、県民ならだれでもが知っている、上毛かるたというローカルなアイテムがあります。



い:伊香保温泉日本の名湯


れ:歴史に名高い新田義貞


め:銘仙織りだす伊勢崎市


等々



地元群馬を題材にしたかるたです。



この中に、


わ:和算の大家関考和


と出てきます。




今まで、名前は知っていても、まったく興味を持ったことがありませんでした。



しかし番組を見て、和算にも、関考和にも、ガゼン興味がわいてきました。



関は、今の数学に出てくる方程式と同じものを、和算の方法で計算していました。



いま、当たり前のように私たちが学んでいる、算数、数学。


これは、洋算と呼ばれ、明治時代に学校教育に組み込まれました。



ちなみに、話題の坂本龍馬で有名な神戸海軍塾が、一番早く洋算を取り入れたそうです。



航海術のみならず、軍事力を西洋に追いつけ追い越せをスローガンにしていた明治政府は、洋算を日本の正式な算学にしたのです。



このあたりのエピソードを見ていて、東洋医学と同じ境遇だったのだな~と哀愁を感じてしまいました。



富国強兵のために、明治政府は西洋医学を選択しました。


外傷、感染症に対して特に力を発揮した西洋医学が選ばれるのも当然だったのでしょう。




じゃあ、和算にしろ東洋医学にしろ、洋算、西洋医学があるから存在意義がないかといったら、


とんでもない、


むしろ大きな存在意義があるんですと声を大にして言いたい。



問題なのは、その存在意義を一般の人に認めてもらう努力が、私たち当事者に不足していることを認識しなけらばならないこと。



供に、鍼灸を含めた東洋医学の復権を目指していきましょう!




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