中学生・高校生年代の朝が起きられない、めまいや頭痛がすると言った起立性調整障害が近年急増しているように感じています。

朝起きられずに学校に行けないことからサボり癖がついたのでは?と思われることも少なくないようですが、本人たちは本当に辛い状況にあり、それを理解してあげられる大人たちが周りにいるのかどうか、というところも必要になってくると考えます。

起立性調整障害の原因は明らかにされていませんが、家庭や学校でのストレス、思春期の身体の変化によるホルモンバランスの変動によって自律神経がうまく働かないことで起こるとも言われています。

自律神経は自分の意思とは関係なく働いており、朝は交感神経・夕方からは副交感神経に切り替わっていくのが通常ですが、上記のようなことで乱れてしまい、体調不良を引き起こしているパターンがとても多いようです。

当院では、鍼灸で身体の土台を整える治療を行っています。
『土台を整える=自律神経を整える』ことでホルモンバランスも整います。

時にはお薬による処置が必要な場合もありますが、「クスリはリスク」とも言われ、どうしても副作用がつきものです。長期服用となると身体への負担は・・・想像に容易いと思います。
そのような観点からも、自然療法の一つとして、当院の東洋医学を用いた鍼灸治療をおすすめします。