ナイフの持ち主が
言いました
今日は
自分の感覚に集中するのではなく
自分の感覚を開放してください

そして
植物たちが話しかけてくれる
その声を聴いてください
今日出会うその植物が
自分にとって
これからも
必要な植物かもしれません
巨大な虫取り網を手にした人たちの振る舞いに
怒りが込み上げてきて
私の中は感覚を開放するどころか
感情でいっぱいになっていた心

森林の中での瞑想の時間
この時間がなければ
気づかなかったでしょう
遠く
高速道路を走る
車の音が聴こえました
近く
戯れながら飛び交う
鳥のさえずりが聴こえました
通り過ぎゆく
風のざわめき
鳥の羽ばたきが聴こえました
そして
土や新緑の薫りが
私の中に届きました
ただ ただ
そこに存在し続ける動植物たち
あぁ
・
・
・
と気づく自分
自分も知らず知らずの内に
何かの命を奪っているのかもしれない
と・・・
この森の命を奪う
誰かを責めるのではなく
この森に対して
自分が優しく在りたい
と・・・

自分が植物を摘む時に
気を付けているのは・・・
一つのカブを丸ごとではなく
摘ませてもらったその後も
その植物が光合成がしやすいように
一番元気ではない葉
虫食いの葉
それらをこうやって摘んでいるかな・・・
と
自分だったら・・・の方法を
そっと教えてくれた彼女の髪には
こんな髪飾りが

下の子が
拾った森の一部は
いつの間にか
彼女の一部になりました

普段通り過ぎてしまうであろう
道の両脇に
静かにこの時季を待ち
ひっそりと開いている草花たち
それぞれに香と
それぞれに味がありました
そして
行きに出迎えてくれた
あの椿
帰りには
ポトリと大地の上に居ました

ナイフの持ち主のお気に入り
森のスパイス入りサイダーも
優しい森の味だったな
hare
・・・ 高尾山 付近の秘密の場所にて ・・・
みち草を食う