映画「あの日のオルガン」ハストピアで特別先行試写会! ”蓮田市特別先行試写会開催!”
先月の31日、ハストピアで「あの日のオルガン」の特別先行試写会が開催されました。その様子が下記にありますので、興味のある方はぜひご覧ください。
埼玉新聞の取材もあったようです。
戸田恵梨香さんと大原櫻子さん主演、疎開保育園を描いた映画完成 「あの日のオルガン」舞台の蓮田で試写会 | 埼玉新聞
今年の夏には蓮田市内でも上映されるそう。
親子で観たい作品ですが、思春期真っ盛りの息子を無理矢理に映画館に連れてゆくよりも、同世代の友人達と一緒に鑑賞してほしいなと思っていましたので嬉しいです。
特に映画は最初の出会いが重要。だから私も映画館で一人で観たいのです。会場の雰囲気も知りたいしね。
昨日のプレミア上映会の様子も面白いです。
「あの日のオルガン」戸田恵梨香と大原櫻子、子役の大女優ぶりに「反省します!」(写真17枚) - 映画ナタリー
この作品の映画化が長い間困難だった理由のひとつに、子役の演技力があったそうですが、現代の子役は既にプロの自覚を持つようです。こんなことで時代の変化を知るのも面白いですね。
日本の歴史の中にほとんど埋もれていたこの事実の映画化企画が初めてあがったのは1984年のことでした。
映画化を前提としての原作も出版され、準備を進めていたのでしたが、実現出来ずに終わった要因は、学齢前の子どもたちに演技をつけられないのでは・・・との危惧からでした。
そうそう、実際の戦争とは…
「明日大事な人が死ぬかもしれない」「今日子どもを一人残して自分が死んでしまうかもしれない」という逼迫感に満ちた日々。
一緒に死ぬか。
あるいは子どもだけでも生き延びて欲しいと願うか。幼い我が子と運命を違えることの葛藤に、親は最後まで苦しみ続けたことでしょう。戦中戦後も栄養不足が深刻な状況で、弱く小さな命の火がいつ消えてもおかしくないのですから。
戦争時の庶民の実態を知った後は、どのような選択をすれば理想に近づけるだろうかといった模索が鑑賞者の心の内で始まると思います。
しかし、私は「戦争反対!」と声高に叫ぶだけの時代は過ぎたと考えています。それでは通じない。何かが決定的に足りないんです。
それよりも、各々が戦争の原因を知り、それを回避する方法があることを知り、信頼できる人と繋がり、日常の争いごとを平和的に解決することが、着実に世の中を変えてゆくと考えています。
なぜなら、憎悪や不満や怒り、そして正義感すらも戦争の発端となります。
であればこそ、自分の正義を振りかざすだけでは足りないんです。「敵」は自分の中の怒り。その正体に気づけば、争いをなくすのは「自分」だと知ります。
だから、足りない自分を補うために、考えて知って真逆の意見と自分の意見を入れ替えてそれらを戦わせながら、身近な人と一緒に最良の手段を模索する。それを自由に伝えたり行動できる、誰もがそんなふうに積極的に未来を選んでゆくスキルを持つ。感じる時代ではなく、考える時代へとみんな一緒に成長してゆく。それが私の願いです。孤立している場合じゃない。
だから感情論は通じません。
自分と伝える相手との間に、「おはなし」や「気持ち」をそっとおけば、それを相手がひろいあげてくれるでしょう。
それが、つい最近まで書いてきた伝える技術。抑制されたメッセージが力を持ちます。揺らぐことのない結晶化した「思い」と「意思」、「信念」や「希望」です。
ずっとブログを書きながら考え続けてきたことが、根っこのところで繋がってました…