私は丁寧な愛情表現をする夫が大好きでした。

でも、まるで別人のような一面がありました。

人の気持ちが全くわからなくて、一つ先のことが全く想像できないのです。


このら相反する特性が発達障害からくるのかどうか、検査まで持ち込めなかったからわかりません。

だけど、私はこの10年近く無気力で自分の心を押し殺して、現実を誤魔化していたかった。

恐怖を与えるのが夫であるはずがない。

だってふだんは本当に優しい人だから。


夫が出て行ってから、1人でこの仕事を続けられるのか恐怖と不安でいっぱいでオーバーワークで物忘れは激しいし、不安で落ち着かなくて、油断すると涙がでる、考えられない。

あぁ...これってうつの兆候? 

でもね、精神科医は薬を全く変えない。

まだまだ、いけるということか...


たまたま数秘鑑定してくれる人と出会って、助言に従って吉報位旅をしてみた。

そういうものを信じているわけじゃない。

フル稼働している頭をフロー状態にもどせるのなら、正直どこでも良かった。

職場と自宅以外の場所でゆっくり休みたかったのだ。

目的もなくただぶらぶら観光地を散歩して、郷土料理を食べて、神社のベンチでこれから先の未来スケジュールを詳細に書き出した。

意識が過去に向かっているから、自己憐憫やあのときこうしてたら?とか考えるんだ。

やめやめー

過去はもう考えない。

今の延上に未来があるなら、まず5分後何する?と考えるほうが建設的だ。

未来の長期目標を立てて、それを実現するために今何ができるか考えるべきなんだ。

変わらない過去を憂いていてもしかたないんだ。

そう思ったとき、夫は私の中で過去の人になった。

ちょい寂しいけど、一緒に歩めないのならしかたない。

お互いに幸せになる...だだそれだけだ。

ふとね、彼がいたからこの仕事が始められて、天職に出会えたわけで、感謝のきもちすらわいてくる。

彼はただ私をうらんでいるんだろうな。

こんなに尽くしたのに愛情を返してもらえなかった...そう思うことで自分のバランスをとっているんだろうな...。