12月1日(日)LINKSキャッチルール興行に対してありがとうって感情 | 株式会社コーガンズ・エンターテイメント

12月1日(日)LINKSキャッチルール興行に対してありがとうって感情

さて振り返り。

俺にしては珍しいうなされる系の夢を見た。
テンパってんだな。
こういう状態でピリピリしたらロクな事がない。
今日は何があっても怒るのは止めようって決めた。

西調布集合
準備を始めるが、TATSUYAがいない。
珍しいな。

line送る
電話する

返事がない。
おかしい。こういう事は初めてだ。

いつもなら周りへの知らしめで怒ってただろうな。
士気に影響するからね。
あいつも覚悟してたみたい。

でも昨日は怒らなかった。
正しいかどうかは分からないけど決めた事だ。

さて今回は私の見たい「絵」が何個かありまして
選手にはお願いしておりました。そこに関してはおいおい。

第1
ひとりvsたつや

あいつ遅刻したんで赤青を変えました(笑)
この試合での私のお願いは

軍団ひとりのドロップキック

これだけです!
私が思うドロップキックマスターのベスト3に入ると思う彼のDKを
絶対お見せしたいと思ってました。
んでどうしても第1で軍団ひとりを見たかった。
お客さんの最初の印象付で彼のドロップキックを持っていきたかったです。

対しますはヘビー級ですが私の一番信頼できるレスラーとしてTATSUYA
20代の二人で初めてのキャッチみたいな感覚で

「プロレスの入り口」

とタイトル付させていただきました。
また○寺プロレスでの繋がりもありましてのマッチアップ。

ひとりはいい提案をくれました。
キャッチのVTR見ますと子供がよく笑ってるんです。
なんでこういうのは大歓迎ですね。
型っ苦しいのは抜きにして楽しいキャッチを提案してくれました。
かたやTATSUYAは基礎もありますが、やっぱりチョップ。
音でリズムを作る現代のプロレスをしています。
終盤の攻防はスリリングでしたね。

いい絵頂きました。
ありがとうございました。

第2
マッキーvs藤原

このタイトルは40からのキャッチってタイトルです。
レスリングベースで初心者中の初心者の藤原さん。
こうおいう人もキャッチ楽しいかもって思ってほしかった。

そしてここには私の切り札マッキーさんにお願いしました。
マッキーさんもクリス同様world of sportsに造詣がありまして
頼りになる人です。
この試合はまさにタイトル通り年とっても出来るっていうのをお見せしたかったですね。
オースイ美しかったですね。

ありがとうございました。

第3
クリスvsリヴァ沢

これね。俺が興行やるって決めた時に最初に思いついたカード。
そしてらリヴァ沢からもクリスとやりたいって言ってきてくれた。
体重的にもスタイルのコントラスト的にもいいマッチアップと思いました。
だから

キャッチvsMMA

テイストでお願いしました。
入場して必死にシャドーボクシングを始めるリヴァ沢

ナックル禁止なのは分かってんだろうな?(笑)
対しましてクリス。
増量傾向にある健プロレスラーの中でも数少ない軽量級。
そして私とドクロ同様ジョニーセイントを敬愛する一人。

クリスが展開してリヴァ沢が対応する、そんな展開。
皆さんクリスを見直したとお思いでしょうが不思議なもんです。
いつもと変わらないんですけどね。
体格差があまりないので説得力が出なかったってのとリヴァ沢
との相性がやっぱり物凄い良かったね。

これはマッチアップの妙でしょう。

早いスピードの且つくるくる変わる展開に唸りました。
ハネた感じがしました。


二人ともありがとうございました。


第4
サド&ホシデカイvsきしだ&ギャル男

これは初めての試みなんですよ。
キャッチでタッグ。
私が伝えたいキャッチは格闘技よりでなくやっぱりプロレスよりの
魅せ方なんですね。そういう意味で物凄く重要な意味を持つカード。

この試合は私からの発注が一番多かったと思います。
皆様4人ともよくやってもらいました。
全体的には「勧善懲悪」にして欲しかった。
なのでこの試合でルールの隙間をつく展開がキーでした。
あくまでブラインドをつく攻撃のみで構成され且つベビーヒールを
出す非常に難しい試合だと思います。


まずホシデカイ。
キャッチ界のアイドルを作りたかったんですね。
そんな時にマラデカイがキャッチやってみたい
という情報を伺いました。
んでサミーリージュニアのようなイメージで出てもらいたかったんです。
そんで素顔でやるもんだと思ったらマスクのままだった(笑)
あれ??
マスクでやるんだー、ならマラデカイで良かったね(笑)
まぁでもでも求めていたものは展開の方だったので。
最後の飛び付きキーロックは入りも最高!!
これは使って欲しいなー
彼が一番絵になるよなー
素晴らしいです!

そしてサド。
この興行で一番難しい役をお願いしました。
調整役
バランサーですね。

ぶっちゃけベビーヒールはヒールが技出して
ベビーがリアクションするのを前提としたのがほとんど。
んでホシデカイがフューチャーして欲しいから必然的にバランサー
になるんだよね。
でもいいアクセントしてた。
この学生プロレス3人のリズムでも信頼して任せられるのは少ないよ。

そしてきしだくん。
俺はヒールの素質あると思ったんだよね。
通常の試合展開で俺が予期しなかった間でいつも間にか浸食してんだよね。
逆に俺が感心するくらい。
キャッチのヒールでも結構印象に残るのがこの予期しない間を使ってきます。
マークロコとかフィンレーとか。
きしだくんにはマークロコをお願いしました。
何だか怪しい雰囲気で進むが徐々に悪さが出てくる感じがかなり良かった。

後から聞いた話だと

「アクが難しい」

と言っていたらしいが「アク(=悪、ヒールの事)が難しい」という意味だったらしい(笑)

最後にギャル男
ギャル男くんとしてのタッグの完成度もあったし
何よりヒールのマット裁きには絶対の信頼を置いていたから
バランサーとしてお願いしました。
最後の最後で反則のエルボー出してカオスに転調される所はヒートしたー
って感じがして凄く良かったです。

もうちょっとレフリーが止めても良かったな。
ダブルダブルエルボーを見られたから回避したギャル男正解!

でもこういうがやっぱり中で欲しい。
キャッチはプロレスで格闘技ではない。
展開は格闘技っぽい所もあるが反則も含めてプロレスっていう入口と出口を
上手く表現できたかな。
俺の期待通りの試合をしてくれました!
皆様ありがとうございました。

第5試合
根岸vsノーネーム

ここから見ないようにしてました。
だから展開は分かりませんが、ここは格闘技色を強く意識しました。
塩付も辞さないねちっこい感じを求めたんですがどうでしょう。

後から聞いたらアウトサイダーの怖さが光ったと聞きました。
予想通りかな。
2人ともありがとうございました。


セミ
クラノvsべっしん

これも結構すんなり決まったカード。
イメージはピョンピョン飛び跳ねる天然運動神経型カウンターべっしんに
理論型カウンターのクラノがどう裁くかってのが想定のテーマ。
こことメインはちょっと未来も見せれたらなと思ってます。
新しいキャッチになるんじゃないかなと思ってます。
蚤とハエ叩きの攻防っぽくなってくれたら嬉しいなぁ
VTRに期待です。



メイン
コーガンvsドクロ

煽りでも書きましたし、周りからは闘ったらいいんじゃんと言われてたんですが
最近までは同型過ぎて逆にミスマッチなんじゃないかなって思いもあり対戦イメージ
沸きませんでしたが、キャッチというテーマ、ジョニーセイントとくれば自ずと
彼しかいませんでしたね。

持ってかれる感がもの凄く強いからやっぱり追っかけていく展開だったなぁ。
体のどこを動かせば相手のどこが動くか分かってんだな。
腕にタイガースピンみたいの喰らったが全く返せなんだな(笑)

1Rはお互いの手札の確認ですよね。
こんなんもってますよーっていうね。

組み合って分かる事もある。
やっぱり真面目だよ。型というかひとつひとつの技の正確さ。
何度も繰り返してんだなってのが分かるよ。
俺は実戦向きにすぐアレンジしちゃう方だから
あーやって綺麗に極める人は物凄く羨ましい。
うちの健プロ勢は嫌う人多いから強引に行ける技でないと
採用できないんだよね(笑)
と人にせいにしてみる。

2Rからは打撃も混ぜつつ隙を伺ったつもりが
逆にやられてしまったー
あれはジョニーセイントスペシャルというもの。
対角に振られたドクロは切り返して股をくぐる、手四つからあれよあれよと
バックを取られ、馬跳び。捕まえられそうになるが後進の四つん這いl

手四つがフェイクでタックルを促されてそこを渾身のスクールボーイ。
一連の流れをこの名前で呼ぶ。
見てないけど綺麗に極められた感はある。

3R 0-1
追いかける展開になったねやっぱり。
何気に焦ってましたね手数が多いからどの仕掛けが
通用するのか二手三手読まないとだしいいリズム作るのも大変だったなー。

4R
これまで先手を取られてたけど、初めて先手が取れる展開に。
シャープシューターを決めるが、最後まで踏ん張れなかった。
G2S式エルボーも読まれてたけどこっちもそれは想定済、トリッキー
エルボーで前後不確定にさせてからのイナズマがようやく決まる。

今回はドクロの手足が長いから縦回転のイナズマで対応。
これはマン小地沢式かな。早く決まる分足のロックが外れやすいのが欠点。
イソップ式は横回転で足の絡みを深くして返させない。ひっかけて転がす感じ。

5R 1-1
ここはもう抑え込むしかないって展開。
勝っても負けてもすっきりするでしょって思いっきりやらせてもらった。
ホルヘが来たんだけど、第4でマラデカイが使ってるからやだなーって重たかったら
無道みたいに極められた(笑)
ヤバっっと思ったらいつの間にかホルヘに持ってかれた。
お見事だね。

最後は足極め首固め自体をフェイクに使わせてもらった。
彼はヨーロピアンサイドヘッドロックの返しには多分自信あったと思うんだ。
だってジョニーセイントとかビルロビンソンがやってるからね。
そして意外にレスラーはこのヘッドロックを返せない。
だから返した時はどんな名選手でも必ず油断すると読んでの誘いでした。
返された後のロープスルーもキャッチっぽくなくいつもの現代風にしたの。
出来る子は返してくれると信じてね。

そこからはいつものミリオンダラーの間合いからコブラクラッチへ。
そして足極め首固め。改良版です。名前は恥ずかしいから試合結果を見てください。
二人の技って感じですし、キン肉マン的ですね。
しかし、こういう展開の天丼への対処はなかなか難しいから仕方ないでしょう。

出来ない子はロープ振りかえさないし、ヨーロピアンサイドヘッドロックも返せない。
勝因はドクロ・キョウシロウの実力を信じた事。
かな?

正直このリズムで会話できるレスラーって今はいないなぁ。
だから充分負ける要素があった。
キャッチだったらそれでもいいと思った。
でも
俺にはイソップさんがいたんだ。
反則だけどGENいたし(笑)
リズムは違うけど最近だとクラノも面白いよ。
でも彼にはそういうチェーンレスリングってリズムで会話できる相手が
居なかったのだとしたら、ちょっとだけ俺が味わった高揚感というものを
分けてあげれたかなと思う。

尊敬します、ドクロ・キョウシロウ
闘ってくれてありがとう。
個人的には5回6回闘いたい相手です。
まだアレもやってないし、アレもアレも(笑)
俺はまだまだしぶといんで縁があったらまた相見えましょう。

さて全体的には俺達は素晴らしいを全員で証明できたと思います。
本当に皆さんありがとうございました。
最後にレフリーとスタッフの尽力に感謝します。

しゃがれ
いい受けっぷりありがとう。
審判CEOしゃがれとして今後もよろしくお願いします。

ヤンキー
思いっきりのいいレフリングありがとう。
判断が早いのでとても助かります。

勉三さん
カウントリズムは私が求めていた発注通りでとても
嬉しかったですね、ありがとう。
クリスvsリヴァ沢のリズムも一緒に作ってくれたと思います。

ワンダーマンさん
ディテール作りからご協力いただきありがとうございます。
進行は安心して任せられました。
感謝します。

でんこ
いきなりの音響をやってくれてありがとう。
俺は人に頼めないタイプだから非常に助かる。

ホントに最後にこんなへんてこなルールの興行にお付き合いくださいましたお客様

ありがとうございました。


プロレスの入口と出口


どうでしたか?


LINKSキャッチルール


どうでしたか?


次は友達100人連れてこれるよう面白いもん用意しますんで
いい波をまた作りたいと思います。


【反省点】
■ルール説明での頭部攻撃は無い方がいいな。
前回は普通に面白かったんだったけど、今回はなんか痛々しかったな。
なんでだろ?メロンのセールが上手いからか?
怪我をしない前提での開催なんでね。
なんで
頭から打つ技を打とうとしたら止める。

「じゃあ何がいいの?」

って聞かれて

「ボディスラムとかヒップトスとか・・」

すぐさまスラムして、メロン痛がる。
こんな感じに修正しようと思う。

■レフリーはやっぱり流れでいっちゃうのかな。
ダウンをもっと厳格に取れるよう指示したい。
カウントは絶対でレスラーが動かしたい時は掴みに行く。
だからダウンは必ず取ってほしい事を徹底したい。

■インターバル中に流すBGMを用意する
その間にアナウンスで選手紹介を簡単にする。
演出上の改善だね。

■レフリー陣は逆に次回はレスラーでいけないかな。
ルールとリズムを把握してくれているだけ対応できると思うんだけどな。
あとサブレフリーはメインが迷った時のアドバイザー的役割でアナウンスは
させないようにしようと思う。
反則を判断するのはメインレフリーのみだからサブレフリーがいると観客が
意識するとブラインドを付くっていう行為に支障が出るからね。

■身内も広めたいし、お客さんも増やしたい。
この興行を出来るだけ広告媒体にして、次につなげられればと思います。
鑑賞会だったり、DVD作成だったりね。
あといい感じに利用できる企画ありましたら募集します。
ワンダーからはちょっといいアイデア貰いました。

事前に日記やブログに紹介して頂いたり、口コミにご協力いただきました
皆様本当にありがとうございました。