2026年2月21日
前回の続き、中山道の五個荘から進みます。
地図を見ると中山道は草津から彦根近くを過ぎるまで直線に近いまで行程で、高低差もあまりないようで退屈するような道筋かなと思っていました。
駅前に立ったのが午前7時過ぎ。駅前の水たまりには氷が張っています。寒い。

愛知川にかかる橋を越えると愛荘町。昔の愛知川宿です。今日の町は選挙に関係する車がたくさん走っています。
あとはただ彦根を過ぎるまでただひたすらまっすぐに近い平坦な位置を歩いていきます。
ただ、それまでいくつかのポイントがあります。
豊郷町に入ると江州音頭の発祥の地、アニメで有名な豊郷小学校、伊藤忠商事の創始者の出身地なので記念館、彦根市の葛瀧町のあたりには松並木の一部が続いています。
無賃橋を渡り、高宮宿に入ると彦根の市街地が近づいてきます。けれども彦根市街地には向かわずに名神高速道路と新幹線が近づくと緩やかな坂道になってきます。石田三成の居城であった佐和山上の東側の鳥居本宿に向かいます。
鳥居本宿交流館は無料の休憩所。コンビニで買っていた簡単な食事をとりました。無人ではあるもののきれいなトイレもあり、簡単な鳥居本宿の説明も展示されていた。ありがたいものです。

そこを抜けると北国に向かう北国街道と別れて坂道が続く山の中には行って行きます。今の道は舗装された道路ですが、旧街道は土木関係の会社の中に入っていくような道路で最後まで行けるか不安感が漂っていたので、車が走れる現代の道をのぼっていきます。草津を出てから本格的な坂道が続きます。
距離は1キロメートルほどでも久しぶりの坂道と歩き疲れた足にはかなりきいてきます。

峠は神社の下の道を通っていますが、本来は3、4メートル上の神社の場所までのぼっていたのだろうと思います。あとは下り、番場の宿まではすぐかなと思うったものの地図を見返すと2キロ以上もまだ先。

名神高速道路横の意泰平水という湧水を越えて番場宿の手前の下り坂に差し掛かると伊吹山が見えてきます。名神の盛り土と、山の間に雪がかぶった伊吹山。神々しくも見えてくる。桃源郷への入り口かなと錯覚しそうなすごい景色でした。たまたま青空と雪のかぶった状態であったのでそう見えただけなのかもしれませんが、今回の旅程の中ではもっと印象的な姿でした。

番場資料館で小休止。職員さんからいろいろお話を聞かせていただいた。30分ほど休憩ののち先に進み、北陸自動車道を抜けるあたりから街道は北東に向かっていたのが東に向かうようになります。
国道21号線や東海道線と並行して中山道は続いています。
ここでも伊吹山がきれいに見えて、ヤマトタケルの神話世界が覗けるような妄想が広がってきます。
醒ヶ井宿のいさめ橋のあたりは道路と橋と小川が絶妙に交わりとっても風情がある場所です。時刻は15時前。今回はこのあたりまでにしましょう。

 

豊郷小学校

 

高宮宿の少し手前の松並木
 

鳥居本宿の江戸時代の初め頃からの薬屋さん

 

番場宿の手前から見る伊吹山

 

番場の忠太郎碑

 

醒井宿のいさめばし