ダブルケアと言うそうです | ダブルケア*36歳からの認知症介護〜1歳の息子と幼児2人の育児と共に〜

ダブルケア*36歳からの認知症介護〜1歳の息子と幼児2人の育児と共に〜

父が認知症と診断され、在宅(同居)介護から、2年が経ちました。
認知症と診断されるまで。
認知症の進行による問題行動と苦悩。
そしてこれから。
3人の乳幼児の育児と同時にやってきた、父の介護。日々の記録

昨日は、夜の9時頃子供達と一緒に床につき
気がついたら寝落ちしていました。

父に食べさせようとして準備したまま、結局食べてもらえなかったキノコと豚バラ肉のあんかけと湯葉豆腐が食卓に出しっぱなしの事に気がつき、目を覚ましたのが11時。
サランラップをかけた食事を、翌朝用に冷蔵庫に入れ、父の部屋を覗きました。
父は、締め切られて蒸しかえるような部屋の中で、死んだように直立で上を向いて寝ていました。

とりあえず、生きていることを確認した後、窓を2箇所あけ、扇風機を弱でつけ、空気を入れ替えました。
枕元の机の上に水を入れたコップを置いて、再度床につきました。

無邪気に口を開けて、スヤスヤとかわいく寝ている子供達の寝顔を見ると、対照的な父の姿と一緒に父の汚物の臭いが脳に呼び起こされ、気分が悪くなり眠ることが出来なくなりました。

スマホで「認知症 介護認定」と検索し、Instagramで#介護生活と調べると、ダブルケアというワードをみつけました。
晩婚により、育児と親の介護を同時進行しなければならない世帯の事をそう呼ぶそうです。

私は、29歳で結婚30歳で長女、32歳で次女、35歳で長男を出産。
決して、若いとは言えないけど、晩婚かと言われるとそこまでではないと思っています。
ちなみに、私は父が30歳の時の子供です。

ダブルケアについて、あれこれ調べているうちに、気づいたら朝の4時になっていて、空は白んでいました。
「寝なくちゃ」と携帯をしまい、いつの間にか眠りにつくと、5時半頃、父に起こされました。

「お母さんはまだ、寝てるのか…」

7月に入ってから毎日こんな生活が続いています。