イギリスからアメリカへ(デヴィッド・ボウイ) | 明日は こっちだ!

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彼に限らず イギリスのロックアーティストが アメリカに渡るときは ビートルズ時代から ある戦略を取ってきました それは アメリカの一般大衆に好かれる音楽に 自分の音楽性を修正して 勝負に出るということです 人口の違い(マーケットがとてつもなくでかい) 保守的な文化の違いを 乗り越えるためには しかたのない変更ですが 魂まで売ってしまって 失敗するアーティストは 数限りありません その点 ボウイは「ヤング・アメリカン」という曲で 勝負しました 彼のコアな部分はそのまま温存し ポップさを装ったわけです 頭のいい彼ですから 綿密な計算がそこには あります グラム・ロックと心中した不器用なマーク・ボランと決定的に違う面が そこにあります 変化することが 彼のスタイルですので それも うなずけます 案の定 アメリカでも 大成功し あとは 自由に音楽を創作していきます ヨーロピアンのディープなサウンドで アーティスティックな 作品を立て続けに発表しました 成功したあとですから ポップを狙わないアート作品でも 世界に受け入れられ ロック界いや映画界をも牽引し 最先端を走るようになります そして イギリスの いかがわしいキワモノで始まり 世界の文化にも影響を与える 偉大な知性になったわけです 


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