『GLEAT Ver.5』

日程:2023年1月8日(日)

開始:17:00

会場:エディオンアリーナ大阪第2競技場
https://www.furitutaiikukaikan.ne.jp/

▼LIDET UWF 【ダブルバウト】

池本誠知/椎葉おうじ

関根"シュレック"秀樹/井上凌

池本と関根の因縁は、格闘技界のみならずプロレス界にも進出し歯に絹着せぬ言動と共にインパクトを与え続ける格闘家の青木真也の存在が影を落とす。

青木真也が格闘家としてのスタートを切ったのは池本のかつての主戦場で、タイトルも所有していたDEEPで、2004年のウエルター級トーナメントでプロデビューを果たした。このときの1回戦で池本を腕ひしぎ十字固めで1本勝ちし、鮮烈なインパクトを残した。

池本は1999年修斗でプロデビュー以来格闘家として輝かしい戦績を残し2013年4月にDEEP OSAKA IMPACT 2013で引退試合を行ったが、その後プロレスラーとしてGLEATやストロングスタイルプロレスのリングに上がっている。実は池本はプロレスラーに憧れて、格闘家になった。元々14歳の時、プロレスラーを目指して格闘技を始めたという。格闘技をやればプロレスラーになれると思って始めたのが、気づけば37歳まで格闘技のリングにいて現役を引退、事業に専念して4年後にロレス参戦のチャンスが巡ってきたことから、41歳にして夢を叶え、プロレスラーとして再デビューを果たし、その後GLEAT、ストロングスタイルプロレスに参戦、試合を重ねるほど格闘技とプロレスが絶妙に融合、唯一無二の「プロレスラー池本誠知」のプロレススタイルが確立しつつある。

一方の関根は、40歳手前まで警察官の仕事をしながら格闘家を続けてきた異色の経歴の持ち主として知られているが実は青木も警察官から格闘家に転向した。その青木は、関根と対戦こそしてはいないが時に解説者として実況席に座りながら或いは観戦後自らのSNSやnoteなどで事あるごとに関根の試合にいっちょ噛みし続け、つい先ごろ12月に後楽園ホールで開催されたGLEAT初のMMA大会でも、全日本プロレスの田村男児と関根のシングルバウトを実況席から見守りながら関根の一挙手一投足を細密に分析しセコンドで指示に回ったほうが良かったのではないかと思えるほど先読みとダメ出しを流ちょうに展開。今回池本と関根が相まみえることとなった試合形式はバックボーンMMAのふたりにとっては最高のシチュエーションと言えるが双方の相方である椎葉おうじと井上凌にとってはどうか。