猫村プロレス大賞2022 ☆甘露の酒賞 

 今年度に最も体を張って極上の闘いを見せてくれた選手に捧げます 

副賞には猫村謹製の果実酒が贈られます 

 

こちらは、3代目ミスター・ポーゴ選手に贈ります 

授賞の決め手 絶妙のタイミングで繰り出すビッグファイヤー

 

火を吹くパフォーマンスといえば日本武道館公演のKISSのジーン・シモンズか先代のポーゴさんか・・・先代のポーゴさんといえば大阪厚生年金会館で闘竜に火炎放射器を担がせ走らせ、走らされた闘竜が「聖火ランナーみたいだな」と思ったというエピソードを思い出します。

 

さて三代目ミスター・ポーゴ選手が大阪で打ち上げたド派手な電流爆破マッチの詳細記事を紹介します。

 

『FBW ファイヤープロレス旗揚げ戦 電流爆破2DAYS 大阪大炎上~秋の陣~』
日程:9月24日(土)
開始:16:30
会場:大阪・花博記念公園鶴見緑地ハナミズキホール附属展示場
観衆:494人満員・主催者発表

▼『BUGS II』presents 史上最大の電流爆破&ファイヤーデスマッチ 時間差入場式・電流爆破バット+有刺鉄線ボード+有刺鉄線スパイダーネット電流爆破+ファイヤーボード2面+棺桶爆破デスマッチ 時間無制限1本勝負
○大仁田厚/○船木誠勝(フリー)/バラモン・シュウ(フリー)/バラモン・ケイ(フリー)with BILLY
9分50秒 大仁田と船木のダブルバット爆破→片エビ固め
ミスター・ポーゴ/西村修(フリー)/●マスクド・ファイヤー/ダイナ御堂(B168)with デビル・マジシャン

 9月24日(土)、大阪・花博記念公園鶴見緑地で行われたFBWファイヤープロレス旗揚げ戦『電流爆破2DAYS』2日目。

 台風15号が気象庁の予想したコースを逸れ、この日は天候にも恵まれ青空が広がる中会場には多くのプロレスファンが詰めかけた。
 昨日激突した大仁田、船木、ミスター・ポーゴ、西村修にバラモン兄弟、ダイナ御堂が加わり、さらには昨日大仁田をかばってあえなく爆破バットの餌食に遭い負傷したBILLYが、このままでは終われないと左耳に包帯姿も痛々しい状態でセコンドで参戦。  

 各チームの選手がひとりずつ時間差でリングインしてくる試合形式となり、まずは船木と西村が入場する。嵐の前の静けさか、場外の四方を有刺鉄線と爆薬に囲まれている場所とは思い難い、無我とUWFの静かなる真剣勝負が始まった。

 西村のコブラツイストを切り返した船木が西村にスリーパーホールドをかけたところで、業をにやしたポーゴが昨日に続きまたしても乱入。

 背後から忍び寄り船木もろとも西村を爆破バットで吹き飛ばし静寂を破壊するやいなや選手がてんでに場外乱闘を開始。

 観客を巻き込むカオスな惨状がそこかしこで展開。

 喧騒のどさくさにポーゴが場外の有刺鉄線ボードに火を吹き、日が暮れた会場にキャンプファイヤーの如く燃えあがり、炎のトーチを手にした大仁田が昨夜の恨み晴らさんとポーゴに点火。

 

 怒りのポーゴは、西村と共に大仁田をリング下の有刺鉄線スパイダーネットへと叩き落とすと、ネットの下の爆薬が破裂する。大音量と共に火柱が上がり、焦熱地獄の有刺鉄線ネットの中に傷だらけの大仁田。

 

 くすぶる残り火をセコンドが水をかけ消火活動を行うと、息を吹き返した大仁田は船木と共にこざかしいバラモン兄弟を駆逐し、BILLYは有刺鉄線地雷ボードにポーゴを道連れに無理心中を図る。

 

ポーゴと西村、御堂の分断に成功した大仁田と船木は、最後の仕上げとばかりにマスクド・ファイヤーをダブル爆破バットで挟み撃ち。ダウンのマスク・ド。ファイヤーを大仁田が抑え込んで3カウント。

 


 昨夜の爆破バット7本分の借りをきっちり返した大仁田が大観衆の大仁田コールの真ん中で気炎吐き「ファイヤー!」で締めた。