猫村プロレス大賞2022 岡山バトル賞 

2022年に地元岡山で開催されたプロレス興行より猫村が特に魂に響いた試合に捧げます。

 

大日本プロレスホテルセントイン倉敷大会 

谷口裕一vsアブドーラ小林 

授賞の決め手 宴会場に響き渡ったアブ小プロの「ばかちんが」谷口選手の「おかあさん」 

副賞としてサウナハットが贈られます

それでは授賞の大会試合の詳報を紹介します

 

『最侠タッグリーグ2022公式戦』
日程:2022年11月13日(日)
開始:12:00
会場:岡山・ホテルセントイン倉敷(円通の間)
観衆:208人

 

▼第2試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●谷口裕一
9分40秒 片エビ固め
○アブドーラ・小林

 握手を求めるアブ小をいぶかりつつ手を差し出す谷口。

初開催の会場ということもあってか、がっちりと握手を交わしてクリーンな雰囲気で試合開始したのもつかの間谷口がいつも以上にえげつないラフファイトを展開。

アブ小の腕を絞り指をいたぶる地味に痛い反則攻撃でアブ小の心をこつこつ削る。間髪入れずにロープを背負わせチョーク攻撃。アブ小はおもわず目をシロクロ。

 レフリーの制止もどこ吹く風で反則攻撃を繰り返す。

コーナーに押し込められたアブ小は踏みつけられ股間を顔面に押し付けられ悶絶。

「いい加減にしろ」とつぶやきながら入場時に持ち込みコーナーにセットしておいた凶器の荒縄を掴んで襲い掛かるが森廣レフリーに奪われてしまい、逆に己が持ち込んだ荒縄でハリーポッター刑に処せられたアブ小は森廣レフリーに激昂。

 絶好調の谷口はアブ小をコーナーへ詰め発射式クロスチョップ、

コーナートップに上がるがアブ小がゴロゴロと転がって逃れ、仕切り直して「ファイヤーッ」と叫んで近づくと、「本家に言いつけてやる」と恫喝、怯んだアブ小の手を取り「きょうはいつもの倍歩くぞー」とロープ渡り。

が、半周したあたりでアブ小が谷口を掴んでデッドリードライブでぶん投げると、「おかあさーん!」と叫びながら落下。

 アブ小は観客席に向かって「中野のおかあさん、きのうはカレーごちそうさまでした!」と、観客席に地元出身の中野貴人の母を探し呼び掛けるが返事なし。どうやら来場していなかったようだ。

 振り向きざまに谷口にバカチンガーエルボーを見舞うがド派手に自爆。

 

谷口、うろたえるアブ小の腕をすかさず取って藤原組長ばりの関節狙うがアブ小巧みに切り返し谷口を抑え込んで3カウント。

 

一瞬の出来事、まさかの黒星に逆ギレの谷口がアブ小を腕ひしぎ、解こうと割ってはいった森廣レフリーにも日頃の逆恨み、チキンウィングアームロックで締めあげる。

 

 

 

私が岡山県に移住して来たのはいまからアバウト2年前になります。岡山県でのプロレス興行開催は基本的にはめったにありません。

大日本プロレスに至っては、データには20年ほど前のいまはなきオレンジホールでの興行の記録しか見つかりませんでした。

いずれにせよ、大日本プロレスが倉敷に来て下さるなどとは思いもよらず。いや、まさか大日本を岡山で取材出来るとは。いまでも夢のように思います。本当に。

あと当日取材にいらしていた週刊プロレスさんのカメラマンさんが、エディオンアリーナ大阪でお会いしたことがあった方で、岡山で再会したというのもなんだか嬉しかったり。

振り返ってみるにつけ感謝しかないです。

谷口選手、アブドーラ小林選手、大日本プロレス、岡山県に来てくださって本当にありがとうございました。