春爛漫な空気感の中、題名から不穏ですね。
お仕事の話だから、本日は重いです。
訳あって、そんなつもりは全くないのにほぼ毎年就職活動してると
いろんな情報が入ってくるし、いろんな会社に行くことになる。
よく外食産業とか製造業とかで労働環境の悪化が叫ばれているけど、
IT業界はコンプライアンスという会社のお約束があったから、
確かに、確かに過酷ではあったものの、人としての尊厳は守られることが
多かった。
ここにきて、お金がかかって面倒なこと、難しいことは大変だから、
安くやってくれる会社に丸投げしちゃえっていう流れで、
それが、完全に浸透しきった感がある。
安くする。自社じゃないものの補償をする。
これ、そんなに簡単なことじゃなくて、頼んでいる人は、頼むだけだから、
要求だけは大きくなるけど、やるほうは、人を育てようにもそんな時間も
お金もないから、とりあえずでやる。
ずーーーっととりあえずでやっているから、それでいいやになっちゃう。
、
安い=働いている人の給料があがらない。そして、十分な人数が雇用できない。
どんな商品、どんなサービスもそうだけど、一定の品質、一定の補償をするには
一定の金額がかかる。
パソコンなら、自作用のパーツを積み上げていくとほぼPCのメーカー希望小売価格になるし、
携帯電話なら、同じサービスを提供するためにオプションを積み上げていくと、
どこのキャリアでも横並びの価格になる。
食品もそう。車もそう。
今時、ボリュームディスカウントでものすごく安くなるくらい、小ロットにもうけを乗せてたら
売れないから、割り引くマージンなんてありはしない。
安くを求めて、自分も安くなって、安くなるから安くしか求めることができなくなって、
そして、プロとしての仕事ができる人間が失われてきたし、これからも失われていくんだろう。
もう少し前までは、バブル前の人的財産があったけど、みなさん引退されて、
好景気でなんとなく仕事をしてきた人たちと安くで仕事をしている人しかいなくなって、
満足なサービスが提供できるところがなくなった。
他の業界なら、小さい店が工場ががんばってなんてのもあるけど、こちらは大きい設備がいる。
大きい設備を持っているところにぶら下がる。
大きいところが放棄して安くが引き受ける。
鶏が先か卵が先か。
どうしたらいいのか、打つ手もみつからないまま、ここまできて、
打つ手が見つからないまま、求職中。
経営的には自前は流行じゃない。
だけど、技術の継承やサービスの補償は数字だけでは語れない。
どうやってやるか、現場でしみこませるしかないんだがなぁ。
それには体制が必要なんだがな。
私のこのバトン。下に渡したいんだよね。
安心して、使えて初めてライフラインだから。
いろいろ難しいよね。