かじかんだ指先を

曲げたり伸ばしたり・・・

両の手を重ね合わせてみたり・・・

背中を丸めて息を吹きかけて

それでも

冷たい指は冷たいままで


貸してやるよと・・・

渡されたのは

缶コーヒーでもカイロでもなく

貴方の手

戸惑いながらそっと握って
私の方に引き寄せた

自ら動けるはずのそれは

私の冷たさを
何もしないで吸収して・・・

まるでコーヒーカップの中に
氷をひとつ落としたときの
静かな時間のようだった

そっと見た貴方の横顔は

いつものような無表情

かじかんだ指先は

暖かくなりました。




こんな妄想広がるような
冷たい日です。

いつもの喫茶店で
熱いコーヒーが

私の手を
暖かくしてくれました









iPhoneからの投稿