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昨夜、猫に着せていた服を
やめてみた。
足が引っかかって
衣の穴から抜けてしまうのだ。
朝、わたしの枕元へ。
ブランケットをかけると
いつのまにどこかへ移動している。
猫はこのごろ
ブランケットに入るのをいやがる。
はんてんをかけてやると
よく寝ていた‥‥。
ウールよりも綿のほうが好きなのかも。
ごはんは、ちゅ~ると
カリカリのマッシュ食をやる。
マッシュが濃いかったのか
「プイッ……ズリズリ(あとずさり)」
ほんの少ししか食べず。
食べてくれないごはんは
潔く捨てる。
おいしいものを食べてもらうのがいい。
できるかぎり栄養も考えるが。
そしてまた夜には
新たにごはんをつくる。
PM5、8に少しずつ食べてくれる。
「まあ、残してもイイかー」
こちらが気楽にかまえていると
食べてくれるような気がする。
猫はこたつが大好きだけれど
脱水症状がこわい。
夜はときどきスイッチを消してみる。
何度かためしに稼働させていた
ヒーターを部屋に持ってくる。
2年くらい使っていなかったが
においもなくなっている。
もっとあったかい部屋にしてやればよかったって
猫が病気になってから
何度もそんなことを考える。
12才になる猫にとって
自分が用意した環境はふさわしかったのかな……
寒さで震えていた猫を
「寒くなったもんねー」
って、気楽に済ましていた自分を
ときどき猛烈に非難してしまう。
でも、責めていたって
猫にも自分にも
今は
なんのイミもないからやめる。
・・・・・・
ヒーターの稼働は成功したし
明日から
留守のあいだも
ヒーターをつけてみよう。
電気毛布も活躍しているが
猫は自由に動いて体温調整ができない。
間接的にあったかくなる
ヒーターのほうが良いだろう。
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朝、ヒーターをつけて仕事へ出かける。
8時間ほど稼働したら
自動でオフになるみたいだ。
つけっぱなしにして出かけるのは
すこし心配もあったが
問題なく使うことができた。
日中、見守りカメラにて
猫が歩いている様子も。
うれしい。
今日は風邪気味で早めに帰宅。
猫はベッドにいて
帰宅したわたしのほうを見ている。
帰宅したらまず
カリカリとパウチのマッシュ食をつくる。
よく食べてくれるコツを発見。
皿にごはんを出すとペロペロと食べる。
すこし食べて、前足をペロペロ。
ほどよく間をあけてから
皿を近づけると
また少し食べる。
そして前足をなめる。
どうやら「食べて→前足をなめる」
の繰り返しが良いらしい。
ごはん完食。
感激。
気分が低迷している(もちろんわたしの)。
コントロールがむずかしいが
なんとか保っている。
まわりのひとたちに
迷惑をかけてイヤな人間になっている……
と、自分で思っている。
「自分キライモード」発動。
ラクになろう。
ラクにしてよう。
イイんだもう。
コレでイイのダー……
明日のバンドの集まりにだけは出て
さっと帰ろう!
それだけで充分。
猫、こたつの中にいるときに
くすり+ちゅ~るをあげる。
こたつから出たときに、ごはん。
できるかぎり
猫のリズムを生かしてやりたい。
猫には猫のペースがある。
「こうしたい」
という波がある。
それを感じとる。
それが猫のそばにいる
飼い主にできること……
なのかもしれない。
それにしても猫は
いつも深い瞑想のなかにいる感じ。
なんてうらやましい。