12/10

朝、猫は「起きて」と

無言でこちらを見つめる。

 

すぐ横にいる猫に手を伸ばし、

撫でながらしばらくウトウト。

 

猫も寝る。

また起きる。

そしてごはんタイム。

 

AM5時すぎ、お皿に水と、ちゅ~る少々。

その後、様子見ながらちゅ~るを口元へ運ぶ。

3本も食べてくれる。

 

飲めないけれど、猫の水は毎日替える。

トイレへ行き、布団に戻って二度寝。

 

目覚ましは6時半にセット。

時計の音が鳴っても起きられず、

外の物音で脳がハッとする。

 

海が見える方のカーテンは開かず、

林のあるほうのカーテンを開いておく。

南側で、ぽかぽかと陽射しが差し込む。

 

朝ごはん、支度をすませて出発。

15半まで仕事に集中。

 

帰りに実家へ寄り、祖母にあいさつ。

いただいてきたお弁当とお赤飯を冷蔵庫へしまう。

「夜にみんなで食べてね」と祖母に伝えるが、

ちゃんと伝わったかはわからない。

 

祖母と少し話しをする。

短時間のうちに、

何度も同じことを尋ねてくる。

 

「どこに勤めてるんだ」

「どこから来よるだ(どこに住んでるか)」

など。

 

猫が待っている(と思う)ので、

10分ほど話してから自分の家へ向かう。

 

いつもより早い夕方、猫のごはんタイム。

ちゅ~るを3本。

 

20時には水とちゅ~るを混ぜたのをやる。

この時点でちゅ~るを9本食べている。

 

昨日、ふだん食べないパウチをやったせいか、

ゆるいウンチが出る。

反省。

 

新しいごはんをあげるときは、

これまでのものに少しずつ混ぜるのが基本。

それなのに、基本的なことをすっとばしてしまう。

 

ほかのあらゆることを想像・想定するからか、

「これまで当たり前にしてきたこと」

を忘れてしまうことがある。

 

そろそろカリカリをふやかしてあげようか。

ちゅ~るはすごく食べやすそう。

お腹も壊さない。

 

ごはんを食べるときの姿勢維持がしんどそうだ。

焦らずにやろう。

 

11月もずっとそんな感じ。

一歩一歩、ふつうに歩けばいい。

 

22時、猫がこちらを見てくる。

「トイレ?」

と何度も確認。

 

猫は日中に自力でトイレへ行っていたようだ。

しかも毛布の中へ戻っている。

夜も自力でおしっこし、布団へ。

 

一直線へトイレへ向かい、

しっこして、「フーッ」と休み、

トイレの外へ出たあと、

「フウウ~ッ」と休み、

ちゃんと布団へ戻るのだ。

 

今日はブランケットから何度も顔を出す。

目やにをきれいにしてやり、

あご周りをふき、

顔、首のマッサージ。

猫は後ろ足で「ケリケリ」のポーズをする。

 

「大丈夫なのかな」と気持ちがブレる。

こんな感じでやっていっていいのだろうか……

と思うのだ。

 

じっくりやろう。

焦らずやろう。

ドキドキしたら、誰かに話を聞いてもらおう。

大丈夫、きっと前に進んでいる。

 

夕方、2時間も昼寝。

風呂、洗濯をして、

「フェルマーの料理」を観る。

少年マガジンの漫画が原作。

俳優さんの美しさに癒される。

 

職場の人からグループラインでねぎらいの言葉。

これまで会社は存続の危機にあったけれど、

なんとか数年もちこたえた。

 

どこまでいけるだろう。

偉大な仕事をやりとげようとしている人。

そんな人のそばで働くことが、

いまは楽しくてしょうがない。

 

彼らに直接会うことは少ないけれど、

そこに関わって仕事をするのが好きだ。

 

この春で3年が経つ。

同じ仕事をこんなに長く続けられたのは

人生で初めてだ。

 

今年もあと3週間なのだ。

お寺のくじで1等賞を当てたのは、

今年の2月のことだ。

 

「この幸運をまわりに分けたい」

と思ったけれど、

できているんだろうか。