12/1

夜、猫が身体をジタバタさせている。

おむつを取ってみると、

しっこがまだ出ている途中。

 

しっこ後、シーツとおむつを外す。

タオルでしっぽを拭こうとすると、

「ニャー」と怒る猫……。

 

ウソぉ、鳴いたよ、

鳴き声上げたよーーー

 

昨日はあくび(口の中はきれいだった)した。

今日は鳴き声……。

どうなってるんだろう?

 

命がたどる道のりを、

これからも観察したいと思った。

 

鳴き声はかすれていたが、

たぶん、これまでも、

咳でむせながらも、声を出していたんじゃないか。

 

足先や首元に手を添えてやると、

こっくりこっくり、

猫が寝ているのを感じられた。

 

眠るときにまぶたは完全には閉じられていないので、

見ただけでは本当に寝ているのかわからないが、

このときはほんとうに眠っているのだろうと思った。

 

PM10、12時、

ごはん+水をカテーテルに流す。

 

父がくれた小さなサイズのホットカーペットを出す。

布団と、寝床のあいだに挟む。

ホットカーペットが直接猫にあたらないように。

 

寝床(モフモフ生地)は

裏が薄い生地なので、

ほどよく熱が伝わっている感じ。

 

父は意外と、こういうことは

母よりも気が利くんだなあと思った。

 

母はわたしのケアのほうをしてくれる。

夕飯(今日はロールキャベツだった)、

おやつ、野菜などをよく持って来てくれる。

昨日も父が食糧を持ってきてくれた。

ありがたい。

 

夜、手作りの太鼓用にお菓子の箱があると、

職場のバンドメンバーが連絡をくれた。

 

太鼓を買う資金もないし、

職場で一時的に使うものだから、

お菓子の箱でもなんでもいいのだ。

それに案外、箱って良い音がする。

 

12/2

夜、明日のことを考えると眠れず。

めずらしいこと。

 

夜中に何度か起きた。

3時半にごはんと水をチューブに。

耳栓をして眠ることに。

 

6時頃にごはんと水をチューブに。

安心した。

9時にも同じく。

 

出かける前にもと思ったが、

ちゅーるをやってみる。

わたしが食事していると、

こっちをじーっと見てくるので……。

 

ゆびさきにつけて差し出すも、

舐めることができず。

 

猫がちゅーるの袋を見ているので差しだす。

ガブリ!!

と噛みつき、吸い付いた!!

 

口の中に「びゅー」っと入れるようにしてみると、

まるまる1本完食……。

信じられず……。

 

クリニックに電話してみると、

経鼻カテーテルを取りはずしても良いとのこと。

 

だが、数日様子を見ることにした。

獣医の判断が正しいのか、

予想外のことが起きているだけでは、

とか、いろいろ考えた。

 

けれどやっぱり思うことは、

「やれることをやって、あとは任せる(天と、猫に)」

 

それには、しっかりとした観察力、

身辺を整えること、

そして家族の協力(精神面でも)、

が必要と感じた。

 

いつも通りチューブからのごはんもあげてから、

仕事へ向かう。

 

猫はポカーンとした顔で見ていた。

 

夕方に父から連絡。

口から栄養をやってもいいかと。

「舌が出ないから(しないで)」と伝える。

とりあえずはチューブでやってもらうことに。

 

仕事中のごはんはしなくてもいいかと思ったが、

父は「やったほうがいい」というので、

してもらったのだ。

 

仕事復帰し、いろんな人へあいさつと報告。

Sさんが「久しぶりだね」と言ってくれたのがうれしい。

じわ~っと信頼し合えているようで。

 

今月はまだ4つもイベントが控えている。

師走らしい一か月。

 

帰宅すると猫がおむつにしっこしていた。

漏れナシ。

おむつってすばらしい。

 

ちゅーるを2本も食べてくれる。

経鼻カテーテルからごはんと水も。

 

21時半にもちゅーる。

そのあとはあまり欲しくなさそうだった。

23時にごはんと水をカテーテルに流す。

 

ホットカーペットを敷いたのと、

ベッドで寝かせているのとで、

足があたたかい。

 

いびき、あくび、

すごくリラックスしている。

 

姉に連絡すると、

一番下の甥っ子が猫の写真を撫でてくれている、

という。

そんな息子を見ている姉もうれしそう。

年末は28日から休みだという。

 

今日は職場にやってくる盲導犬の、

手作りしおりをいただいた。

 

猫、頭をコテン、

とするようになった。