おはようございます!
晴れでもずっと湿気のある状態から抜け出せませんね。
梅雨が延長している感じで鬱陶しい・・・(*_*)
さてさて
たまには私のピアノの話でもしてみましょう。
というのは
発表会が終わり 通常のレッスンになって
「また教則本に戻る・・面倒だな」だったり
「次の発表会の前にいろんな曲を急いで練習しなきゃ」だったり
「また普通のピアノの練習・・きつい、もう嫌」だったり
華やかな場が終わったあとにきっとなりやすい感情だと思うので
私の経験談でも書いてみようかなと思いました。
私は10歳でピアノをはじめましたから 業界の中では超がつく遅出なのですが
最初からいわゆる英才教育系の先生についたわけでも
最初から自分がこういう職業になるとも思っていませんでした。
ただもうその歳からですから どんどん譜面が読めるわけで
2,3年間くらいで
バイエルからブルグミュラー、ツェルニー20番、30番などを終えていく中で
(それでも遅れているというのに・・)
「自分はずっとピアノを弾いていく人生になる」と心が変わっていたのですね。
中1くらいでソナチネからソナタ、中2でバッハに入っていました。
中1の頃に 最初のピアノの先生が「もう教えられない」と仰って
その先生の紹介で
いきなり英才教育系(って言ったら失礼かもしれないけれど)の先生のついたわけです。
そこから 厳しいレッスンが始まったのですが
高校3年生までがっちり見ていただいて
音大へ・・・という流れになります。
まるで 超スピードの順調さんか 小さな才能がある人のように見えますが
書けないくらい沢山の紆余曲折だらけなので割愛しているだけです(笑)
それに
はっきりいって 未だに紆余曲折していますしね。
(;´∀`)
でね
子供の頃なんか ランドセル放り投げて外で遊びまくっていましたから
練習しない日もありました。
運動部にも入っていましたから 時間だってないわけですしね。
でも 数日すると やっぱりピアノに戻っているんですよね。
両親は普通の会社員と専業主婦でしたから
音楽環境としては全く特別なこともなかったのですが
母上が音楽が好きで多分ものすごい感性が強い人だと思うのですが
私のピアノの演奏に関することには敏感でした。
私も自分がピアノが好きということと 母上が喜ぶ姿が嬉しくて弾いていたように思いますね。
(これって結構あるあるで
子供は皆ママが好きなわけで
・・本人はピアノが好きじゃない場合は危険です。)
親がピアノに関心が常にある・・というのは結構なポイントだと思います。
ピアノ教室に通わせておけば上手に弾けるようになる
という放置的な考えだと
よっぽど本人がピアノ好きでなければ多分上達は遅いですし
ストレスも大きいでしょう。
自論ですが
ピアノって
「まず身近な人に聞かせる」という行為、「聞いてほしい」という感情が努力に繋がると思います。
その最初が 親だと思うのですよね。
だから 親が 「通わせておけば」というお任せでは 子供のやる気は失せるでしょう。
ただし 親が 「出過ぎる」というのは 本人のやる気は偽物に化けていき危険です。
このバランスが非常に難しいですよね。
さて
大人になってからは ちょっと違うかもしれません。
私のように職業になった場合は別として
趣味でピアノを続ける場合は
まずは自分が弾いていて(練習は辛くとも)楽しいかどうかが一番大事かと思います。
だって 趣味だから。
まずここを忘れてはなりません。
ストイックになりすぎて なんのためにピアノを弾いているのかわからなくなるケースもあります。
私はよく
「自分の好きなことが仕事になっていて幸せだね」と言われるのですが
好きという感情は多分もう子供の頃にすでに飛び越えていて
ピアノを弾いていない時間も
「どうやったらあの部分が弾けるのか」とか
「こういう音を出すにはどうしたらいいのか」とか
常にピアノのことを考えているのですよね。
何かあっても ピアノに必ず戻るというものあります。
先日なんか お恥ずかしながら 約20年近く毎日弾いている曲のある部分の指番号を変えたら
目から鱗!!! 超楽に弾けるじゃん!!
くっそー 20年も気が付かなかった!!でもよかった!!!わかった!!
です。
こういうことって 常にピアノが軸になっているからですし
結果的に見ると
私って
変にしぶとくて
飽きらめが悪いという神経の人間なのかもしれません。
これが達成感があろうとなかろうと黙々とやっているという感覚です。
多分ですが
趣味のピアノの場合は
「楽しい」がないとこういったことに耐えられなくなるのかと思います。
社会生活、人生に彩りを・・・♬と思うので
「楽しい」を失くさないようにうまく付き合っていくとベストですね。
昔 恩師からの手紙の一節で
「ピアノは人生の友ですね」とあって 本当に私もそう思います。
友であっても夫婦であっても親子であっても
毎日毎日一緒にいれば 嫌になることだってありますし 喧嘩もすることもある。
近づき過ぎた時に大抵問題が起こる。
一生の友との付き合い方を思い返すと なるほどなと思うことがありますね^^
さて 今日は夕方までレッスンバタバタで その後いろんなことしなきゃでバタバタです(;´∀`)
昨日頂いた生徒さんからのお土産。
教室のみんなに配ります^^
今日も一日を丁寧に過ごします。